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最終更新日:2025年6月24日

歯並びが悪い人はモテない?印象・特徴・きれいにする方法を解説

歯並び悪い人 アイキャッチ

「歯並びが悪いとモテない」と聞いて、不安に感じたことはありませんか?

実は、歯並びは見た目だけでなく、第一印象や人間関係にも影響を与える大切な要素です。

本記事では、歯並びが与える印象の変化や歯並びが悪くなる原因、代表的な歯並びのタイプ、そして整えることで得られる変化まで詳しく解説します。

歯並びに悩んでいる方も、自分をもっと好きになりたい方も、ぜひ参考にしてください。

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歯科医師

西尾万樹

東京表参道矯正歯科 院長。北海道医療大学歯学部卒業。2018年歯科医師免許取得。旭川医科大学病院口腔外科にて研修後、矯正歯科勤務。2020年コスメコンシェルジュ取得。

歯並びが悪いとどんな印象を与える?

歯並びが悪い人はモテない?印象・特徴・きれいにする方法を解説

歯並びは、笑ったときや話すときなど、日常の何気ない場面で自然と目に入るものです。

そのため、歯並びの状態によっては、清潔感や知的さ、自信の有無など、さまざまな印象に影響が出ることがあります

ここでは、歯並びが悪いことでどのような印象を持たれやすいのかを具体的にご紹介します。

口を閉じにくいことで清潔感に欠けて見られる

歯並びが悪いと、「なんとなく清潔感がない」と感じられてしまうことがあります。

とくに、出っ歯やガタガタした歯並びの場合、自然に口を閉じるのが難しく、気づかないうちに口元が開いたままになってしまうこともあります。

また、歯が重なっていると汚れが溜まりやすく、「きちんとケアしていない人」という印象を持たれてしまうこともあります。

こうした状態は、見た目に「気が抜けている」「生活習慣が乱れていそう」といった印象を与えることがあり、結果的に清潔感に欠けると見られてしまうのです。

滑舌が悪く聞こえることで知的な印象を損なう

歯並びが悪いと、知的な印象を損なうことがあります。

とくに、すきっ歯や噛み合わせにズレがある場合、空気が漏れやすくなり、サ行やタ行などの発音が不明瞭になることがあります。

こうした発音のあいまいさは、結果として知的なイメージが損なわれてしまう可能性があります。

Eライン(横顔のバランス)が崩れてぼんやりした印象を与える

歯並びが悪いと、「なんとなくぼんやりしている」と感じられてしまうことがあります。

とくに出っ歯や口ゴボと呼ばれる状態では、唇が前に押し出され、横顔のバランスが崩れやすくなります。

このとき基準になるのが「Eライン」と呼ばれる、鼻先とあご先を結んだ理想的な横顔のラインです。

唇がこのEラインの内側に収まっていると美しいとされますが、歯並びの影響で唇が前方に突出すると、「ぼんやりしている」「締まりがない」といった評価につながってしまうこともあります。

姿勢や表情の緩みが覇気のない印象につながる

歯並びが悪いと、「なんとなく覇気がない」「自信がなさそう」と感じられてしまうことがあります。

これは、歯並びや噛み合わせの乱れが、口呼吸や筋肉の使い方に影響を与えるためです。

たとえば、口が閉じづらいことで口呼吸が習慣化すると、顔まわりの筋肉がゆるみ、無表情に見えやすくなります。

また、噛み合わせが悪いとバランスを取ろうとして姿勢が崩れ、猫背気味になってしまうケースもあります。

こうした表情や姿勢の変化は、意識しないまま相手に伝わり、「元気がない」「自信がなさそう」「やる気がなさそう」といった印象につながってしまうことがあります。

金銭的に余裕がないように見られる

歯並びが悪いと、「もしかしてお金がないのかな?」といった印象を持たれてしまうことがあります。

矯正治療は一定の費用がかかるため、とくに欧米では「歯並びが整っている=経済的に余裕がある」「親が子どもの歯に投資できる家庭で育った」といったイメージが定着しています。

その影響から、歯並びが乱れていると「矯正にお金をかけられなかったのでは?」と誤解されることがあるのです。

自己管理が甘く、「仕事ができない」と誤解されることも

歯並びが悪いと、「だらしない」「自己管理ができない」といった印象を持たれてしまうことがあります。

こうした見られ方は特にビジネスシーンで起こりやすく、清潔感や身だしなみが評価の対象になる場面では、口元の乱れがマイナスに働いてしまうこともしばしばです。

また、欧米では「歯を含めた身だしなみを整える=自己管理能力がある」という考えが一般的であることから、歯並びの乱れは「セルフケアが甘い人」と見なされる傾向もあります。

その結果、「細かいことに気が回らなさそう」「仕事でもルーズなのでは」といったネガティブな先入観を持たれてしまうこともあるのです。

歯並びが悪くなる原因は

昔よりも前歯が出てきたのはなぜ?原因や治す方法を解説

歯並びが悪くなる原因は、遺伝や癖、成長過程での影響など、さまざまな要素が複雑に絡み合っています。

ここでは、歯並びが乱れる主な原因について、代表的な4つの項目に分けて解説していきます。

遺伝

歯並びの乱れには、遺伝的な要素が大きく関わっていることがあります。

たとえば、「あごが小さい」「歯が大きい」「骨格にズレがある」といった特徴は、家族から受け継がれ、歯並びが乱れる原因になります。

また、親知らずが横向きに生えて前歯を押す、歯の本数が少ないなど、生まれつきの要因で歯並びが乱れてしまうケースもあります。

口や舌の悪癖

日常のちょっとした癖も歯並びが崩れる原因です。

たとえば、指しゃぶりや唇をかむ癖、舌で歯を押す癖(舌癖)などは、あごの骨や歯の位置に少しずつ影響を与えます。

とくに子どもの成長期にこれらの癖が続くと、前歯が押し出されたり、すき間ができたりする原因になると言われているのです。

また、口を開けたまま呼吸する「口呼吸」も、舌の位置やあごの発育に影響を与え、将来的に歯並びの乱れにつながることがあります。

顎の発育不良

顎の発育不良も、歯並びが乱れる原因の一つです。

とくに現代はやわらかい食べ物が多く、硬いものを噛む機会が減っていることから、子どものあごが十分に育ちにくくなっているといわれています。

さらに、噛む回数が少ない習慣が続くと、あごの骨の成長がさらに抑えられ、歯が並びきれずに重なったり、飛び出したりする可能性が高まります。

虫歯・歯周病

虫歯や歯周病が進行すると、歯の位置や噛み合わせに影響を及ぼし、歯並びが乱れる原因になります。

たとえば、虫歯で歯を抜いたまま放置すると、隣の歯が傾いてスペースを埋めようと動いてしまうことがあります。

また、歯周病によって歯ぐきが下がったり、歯を支える骨が弱くなったりすると、歯がグラグラして動きやすくなり、歯列全体が乱れてしまうことにつながります。

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歯並びが悪いとはどういう状態?代表的な6症例を紹介

ひと口に「歯並びが悪い」といっても、その状態は人によってさまざまです。

ここからは、歯並びの乱れとしてよく見られる代表的な6つの症例について解説します。

出っ歯(上顎前突)

出っ歯は、上の前歯や上あご全体が前に突き出た状態のことを指します。

正式には「上顎前突(じょうがくぜんとつ)」と呼ばれ、日本人に多い歯並びの乱れのひとつです。

見た目の印象としては、口元が出ていて閉じにくい、横顔のバランスが悪く見えるといった特徴があり、コンプレックスになりやすい傾向があります。

また、口が自然に閉じられないことで口呼吸になりやすく、口の中が乾燥して虫歯や歯周病のリスクが高まる点にも注意が必要です。

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受け口(下顎前突)

受け口は、下の前歯や下あごが上の前歯より前に出ている状態のことを指し、「下顎前突(かがくぜんとつ)」とも呼ばれます。

この状態では、上下の前歯がうまく噛み合わず、食べ物が噛みにくい・発音しづらいといった機能的な問題が起こりやすくなります。

また、見た目としてしゃくれた印象や、横顔のバランスが崩れて見えることもあります。

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すきっ歯(空隙歯列/くうげきしれつ)

すきっ歯は、歯と歯の間にすき間がある状態を指し、専門的には「空隙歯列(くうげきしれつ)」と呼ばれます。

とくに、前歯の中央にすき間がある場合が多いので、目立ちやすく、コンプレックスになりやすいのが特徴です。

また、歯と歯の間に食べ物が挟まりやすくなるため、虫歯や歯周病のリスクが高まることもあります。

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八重歯・叢生(そうせい)

八重歯や叢生は、歯がデコボコに重なって生えている状態を指します。

「叢生(そうせい)」とは、歯がきれいに並びきらず、前後や上下にズレて生えてしまっている状態の総称です。

その中でもとくに八重歯は、犬歯(糸切り歯)が上に飛び出すように生えている状態で、日本では可愛いとされることもあります。

しかし、歯磨きのしにくさや、虫歯・歯周病のリスクの高さから、早期治療が必要とされる歯並びでもあるので注意が必要です。

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過蓋咬合(ディープバイト)

過蓋咬合(かがいこうごう)とは、噛み合わせが深く、上の前歯が下の前歯を大きく覆っている状態です。

英語では「ディープバイト」とも呼ばれ、一見正常な歯並びに見えることもあります。

しかし、下の歯が上の歯ぐきに当たって傷ついたり、あごの関節に負担がかかったりすることがあり、放置すると顎関節症や歯のすり減りの原因になるため注意が必要です。

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開咬(オープンバイト)

開咬(かいこう)とは、上下の前歯をかみ合わせたときに、前歯が接触せず、すき間ができてしまう状態のことを指します。

「オープンバイト」とも呼ばれ、前歯で食べ物がうまく噛み切れない・発音がしづらいといった問題が起こりやすくなります。

こうした開咬は、指しゃぶり・舌で歯を押す癖(舌癖)・口呼吸などの悪習慣が原因になることが多く、長く続くことで歯の生え方やあごの成長に影響を与えることがあります。

また、口が閉じにくいため、口呼吸が習慣化してしまい、虫歯や歯周病のリスクが高くなる点にも注意が必要です。

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歯並びを整えるとどんなふうに変われる?

乱れた歯並びを下記のような歯並びに整えることは、見た目を改善するだけでなく、表情や話し方、姿勢などにも良い変化をもたらし、全体的な印象が明るく、清潔感のあるものへと変わっていきます。

  • 上下の前歯の隙間(正中)がぴったり一致している

  • 上の前歯が、下の前歯よりも2~3mm前に出ている

  • 上の前歯が、下の前歯に2~3mm重なっている

  • 犬歯以降の歯が上下で交互にきれいに噛み合っている

以下では、歯並びを整えることで得られる変化について、より具体的に見ていきましょう。

笑顔に自信が持てるようになる

歯並びが整うことで、自然な笑顔を見せやすくなり、自信を持って笑えるようになります。

歯並びにコンプレックスがあると、つい口元を隠して笑ったり、笑顔自体を控えたりしてしまいがちです。

しかし、歯列がきれいになると、口元の見た目に対する不安がなくなり、人前でも堂々と笑えるようになります。

人と話すのが前より楽しくなる

歯並びを整えると、発音がはっきりしやすくなり、言葉が相手に伝わりやすくなります。

とくに、サ行やタ行などの音が出しづらかった場合には、自分の声が明瞭に相手に聞こえるようになることで、話すことに自信が持てるようになります。

また、歯並びを気にせず自然に口元を開けられるようになることで、表情が柔らかくなり、笑顔で会話を楽しめるようになるのも大きな変化です。

写真写りや横顔に満足できるようになる

歯並びが整うと、口元のバランスがよくなり、横顔や写真写りにも変化が表れます。

とくに、歯並びの改善によって理想的なEライン(横顔のライン)に近づくことで、顔全体の印象がすっきりとして見えるようになります。

また、噛み合わせが整うことで、頬や口まわりの筋肉が自然な位置に収まりやすくなり、顔のゆがみや左右差が目立ちにくくなることもあります。

「写真に写る自分を見るのが好きじゃない」と感じていた方も、歯並びを整えることで自分の表情に前向きな気持ちを持てるようになるかもしれません。

身だしなみに対する意識が自然と高まる

歯並びが整うと、口元の美しさが際立つことで、全体の印象にも気を配るようになる方が多くなります。

たとえば、メイクや髪型、服装など、「せっかく歯がきれいになったから、もっと自分を整えたい」と思う気持ちが自然と生まれるのです。

また、整った歯並びは清潔感や誠実さといった好印象につながるため、それを維持しようという意識も高まりやすくなります。

自分を大切にしようという意識が高まることは、外見だけでなく内面の自信にもつながり、より前向きな毎日を過ごせるようになるきっかけになるでしょう。

前向きな行動が増えるようになる

歯並びが整うことで、笑顔や会話に自信が持てるようになり、前向きな行動が増えるようになります。

たとえば、人前に出る機会を避けていた方がプレゼンや接客に積極的になったり、新しい出会いや環境に前向きになれたりと、心の変化が日常の行動にも表れるようになるのです。

歯並びの改善は見た目の変化だけでなく、自信や意欲といった内面的な変化にもつながる大きな一歩といえるでしょう。

どうすれば歯並びを整えることができる?主な矯正方法3つ

歯並びを整える方法にはいくつか種類があり、症状の程度やライフスタイルなどによって適した矯正方法は異なります。

以下では、代表的な3つの矯正方法について、それぞれの特徴をわかりやすく解説します。

マウスピース矯正

マウスピース矯正は、透明な取り外し式の装置を使って歯を段階的に動かしていく、比較的軽度〜中等度の歯並びの乱れに適した矯正方法です。

見た目に目立ちにくいため、接客業や人前に出る機会が多い方でも始めやすいのが大きな特徴です。

また、食事や歯みがきの際には取り外せるため、口腔内を清潔に保ちやすく、虫歯や歯周病のリスクも抑えやすいというメリットがあります。

ただし、装着時間の自己管理(1日20時間以上)が必要なため、使用ルールを守れるかどうかが治療効果に大きく影響します。

見た目や日常生活への負担を抑えながら、段階的に歯並びを整えたい方に向いている治療法です。

ワイヤー矯正

ワイヤー矯正は、歯にブラケットを装着し、ワイヤーで力をかけて歯を動かす方法です。

幅広い症例に対応でき、重度の歯並びやかみ合わせのズレにも効果が期待できます。

固定式のため、装着時間を意識する必要がなく、安定した矯正力が得られる点もメリットです。

一方で、金属が目立ちやすい、口の中に違和感が出やすいといったデメリットがあります。

とはいえ、最近では目立ちにくい装置も選べるようになってきたので、自己管理の手間を省きながら、しっかり歯並びを整えたい方に向いている矯正方法です。

セラミック矯正

セラミック矯正は、歯を削ってセラミックの被せ物(クラウン)を装着し、見た目を整える治療法です。

歯並びを物理的に動かすのではなく、短期間で美しい口元に見せることができるのが特徴です。

ただし、健康な歯を削る必要があるため、将来的なリスクやデメリットも十分に理解したうえで検討することが必要でしょう。

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歯並びは、笑顔や口元の印象を大きく左右するため、第一印象を決める大切なポイントのひとつです。

たとえば、歯が整っているだけで「清潔感がある」「きちんとしている」といった好印象を持たれやすくなります。

一方で、歯並びにコンプレックスがあると、思いきり笑えなかったり、人と話すのをためらってしまったりすることもあるかもしれません。

しかし、歯並びを整えることで、見た目の印象が変わるだけでなく、気持ちにも前向きな変化が生まれます。

「もっと自然に笑いたい」「堂々と話したい」という気持ちがあるなら、矯正治療を検討することが、理想の自分に近づく第一歩となるでしょう。

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