マウスピース矯正中の運動はOK?制限や注意点を解説
「マウスピース矯正中に運動しても大丈夫ですか?」
「ジムでウェイトトレーニングをするのですが、マウスピースは外した方がいいですか?」
これは実際にマウスピース矯正 Oh my teeth によく寄せられる相談です。
本記事では、Oh my teeth 導入クリニック院長監修のもと、スポーツ習慣のある方に適した矯正方法や、マウスピース矯正中の運動における注意点を解説します。
本多宣陽
福岡歯科大学卒業後、九州大学附属病院で研修医を経て、開業医のもと矯正歯科治療を専門に学び数多くの症例に携わる。現在、表参道MJMデンタルオフィスの矯正担当医として在籍。KOGA ORTHODONTIC PROGRAM -Advance-研修終了。日本矯正歯科学会会員。
目次
- 矯正中の運動制限は基本的にない
- 矯正のスポーツ面におけるメリット
- パフォーマンスが向上する
- 口腔のケガ防止
- 栄養素の吸収効率向上
- 運動する人にマウスピース矯正がおすすめの理由
- 口腔内を傷つけるリスクが低い
- 装置が破損した場合でも対処しやすい
- 口元の違和感が少ない
- マウスピース矯正中の運動で注意したいこと
- つけたままスポーツドリンクを飲むのは避ける
- ウェイトトレーニングの際は要相談
- マウスピース矯正で歯並びを改善させたスポーツマン
- 矯正中のスポーツに関してよくある相談
- マリンスポーツ中にマウスピースをつけていても大丈夫?
- スキューバダイビングの呼吸装置が使いにくいです
- スポーツマウスピースと矯正用マウスピースはどう違う?
- 矯正器具の上からマウスガードはできる?
- 歯科矯正中でも運動は可能
- スポーツ中のマウスピース矯正をサポートするOh my teeth
マウスピース矯正 Oh my teethなら、「マウスピースをつけたまま運動しても大丈夫?」「マウスピースしたままスポーツドリンクを飲んでも大丈夫?」といった些細な疑問も、LINEでいつでも相談いただけます。まずはお気軽に無料診断へお越しください。
スポーツをしていても矯正はできます。
実際にマウスピース矯正 Oh my teethにも運動習慣のあるユーザーがいらっしゃいます。それだけでなく、オリンピック選手やプロ野球選手の中にも、ワイヤー矯正中やマウスピース矯正中の方がいらっしゃいます。
個人的には、2021年に開催された東京オリンピックで、体操女子種目別床運動で銅メダルを獲得した村上茉愛選手がマウスピース矯正中だったのが印象的でした。
一方で、ワイヤー矯正の装置によって口腔内が傷ついたり、ボールなどが当たって怪我したりすることへの不安がある方もいらっしゃるでしょう。「激しい動きによって装置が外れるのではないか?」と心配される方もいらっしゃいます。
プロのスポーツ選手の中にも、歯科矯正治療を受ける人がいます。矯正治療を受けることのスポーツ面でのメリットには、パフォーマンス向上、口腔のケガ防止、栄養素の吸収効率向上が挙げられます。
パフォーマンスが向上する
口腔の怪我防止
栄養素の吸収効率向上
パフォーマンスが向上する
歯並びや噛み合わせが悪いことは、身体のバランスの悪さの原因にもなります。
歯科矯正治療によって歯並びや噛み合わせが改善すると、身体のバランスが整い、スポーツにおける一つひとつの動作が安定することにつながります。
口腔のケガ防止
ここまで矯正器具による口腔内の外傷リスクを紹介してきましたが、歯並びが悪いのを放置することによる外傷リスクもあります。歯並びが凸凹していると、そこにボールなどがぶつかって口腔内が傷つくことがあるからです。特に八重歯はこのような外傷リスクが高い不正咬合の一つです。
歯科矯正治療によってガタガタの歯並びが整うと、口腔の外傷リスクを下げられます。
栄養素の吸収効率向上
歯並びや噛み合わせが悪いと、食べ物を十分に咀嚼できず、消化不良になったり、栄養素を十分に吸収できなかったりする原因に。
歯科矯正治療に よって歯並びや噛み合わせが整うと、食べ物を十分に咀嚼できることで栄養素の吸収効率がよくなり、運動後の疲労回復にも役立ちます。
歯科矯正治療の中でもマウスピース矯正は、普段から部活動などで運動をする習慣がある、球技など口元に何かが当たるリスクのあるスポーツをしている人に適した矯正方法です。
なぜならワイヤー矯正よりも口腔内を傷つけるリスクが低かったり、万が一スポーツ中にマウスピースが破損しても、次のマウスピースに交換したり、マウスピースを再作成したりするなど、対処しやすいためです。
マウスピース矯正とは?メリットや後悔しないために特徴を徹底解説
口腔内を傷つけるリスクが低い
マウスピース矯正はワイヤー矯正のように、歯面に装置をつける必要はありません。一人ひとりの歯の形に合ったオーダーメイドマウスピースをはめて動かす矯正治療のため、口元にボールがあたったときや、ぶつかったときに口腔内を傷つける可能性が低いです。
※口腔内を傷つけるリスクを観点にすると、ワイヤー矯正の中でも裏側矯正は、スポーツ中でも適した矯正方法と言えます。裏側矯正は歯の裏側に装置をつけるため、口元に何か当たったりぶつかったりした場合に口腔内が傷つくリスクは低いからです。
装置が破損した場合でも対処しやすい
ワイヤー矯正中、スポーツをしている際に装置が外れるなどのトラブルが発生すると、痛みや違和感などでスポーツに集中できないことも考えられます。
一方マウスピース矯正では、マウスピースが破損したり汚れたりするトラブルが発生することはありますが、そのようなトラブルが起きた際は取り外しができます。
クリニックに状況を相談すると、新しいマウスピースへの交換指示が出されたり、マウスピースの再作成を行ったりするなどの対応がされます。
口元の違和感が少ない
マウスピース矯正で用いられるマウスピース型の矯正装置は、自分の歯にぴったりと合うように作られています。そのため違和感が少なく、スポーツに集中しやすいです。
また、マウスピースは取り外しができるため、少しでも違和感を取り除きたい大事な試合などの場合は、外して競技に集中することも可能です。このように「何かあったら外せる」点は、マウスピース矯正の最大のメリットです。
マウスピース矯正は運動習慣がある方に適した矯正方法ではありますが、スポーツドリンクを飲んだり、ウェイトトレーニングをしたりする場合は注意が必要です。
つけたままスポーツドリンクを飲むのは避ける
運動中の水分補給でスポーツドリンクを飲む人もいるでしょう。
しかしマウスピース矯正中はマウスピースをつけたままスポーツドリンクを飲むのは避けてください。スポーツドリンクなどを飲むと砂糖がマウスピースの中に入り込み、長時間放っておくと虫歯の原因になってしまいます。水なら全く問題ありません。
運動をする上で水分補給はとても大切ですが、矯正治療中は虫歯にならないよう飲み方にも気をつけてください。せっかく目立ちにくいマウスピース矯正をしているのに、虫歯が目立ってしまっては本末転倒ですよね。
ウェイトトレーニングの際は要相談
マウスピースをつけたままスポーツをするのは基本的に問題ないです。一方、例えばジムに通っており、ウェイトトレーニングなど歯を食いしばるメニューを行う場合は注意が必要です。強く食いしばることでマウスピースが割れるリスクがあるからです。
普段から力仕事などで歯を食いしばる癖があったり、上記のようなトレーニングを行ったりする場合は、事前に矯正担当医に相談しましょう。
マウスピース矯正 Oh my teethのユーザーの中にも、スポーツをしながら矯正を完走させた方がいらっしゃいます。
以下はご職業がプロレスラーの方の症例です。下の歯の隙間が、4ヶ月で改善しました。
総額:33万円(税込)
期間:4ヶ月
備考:非抜歯/部分矯正/研磨処置込
※保険適用外の自由診療です。効果や感じ方には個人差があります。マウスピース橋正(Oh my teeth含む)の主なリスク:虫歯・歯周病・ブラックトライアングル・歯根吸収・歯肉退縮・1日20時間以上のマウスピース装着が必須・マウスピースにより痛みを感じる可能性・治療 中に一時的にかみ合わせに不具合をきたす可能性・リテーナーを最低1年間は1日20時間以上装着、その後徐々に着用時間を減らし、2年目以降は夜間のみの着用推奨。
上記のユーザーは、プロレスの試合中もマウスピースを装着されていました。ひび割れることなく、問題なく過ごされたそうです。
以下は実際にマウスピースを装着して試合に出られたときのお写真です。
トレーニング中も装着されていて、その際は歯を食いしばらないように心がけているそうです。
ここまでで紹介したほか、矯正中のスポーツに関する疑問にお答えします。
マリンスポーツ中にマウスピースをつけていても大丈夫?
サーフィンなどのマリンスポーツ中、マウスピースに海水が付着することを気にされる方がいらっしゃいますが、一時的なことなので問題ありません。
マリ ンスポーツ後、ウェットスーツなどを洗う際に一緒にマウスピースをゆすぎ、再度装着しましょう。
スキューバダイビングの呼吸装置が使いにくいです
スキューバダイビングでは「レギュレータ」と呼ばれる呼吸装置のマウスピースを咥え、口をすぼめて呼吸をします。
矯正中でも問題なくレギュレータのマウスピースを咥えられ、口元をすぼめられるなら問題ありません。逆に、レギュレータのマウスピースを咥えにくかったり、口元がすぼめにくかったりする場合は、ほかの種類を使用した方がいいでしょう。
またマウスピース矯正中の場合、レギュレータを強く噛んでしまう癖がある場合は注意が必要です。噛む力でマウスピースが割れるリスクがあるからです。もし力加減が調整できないのであれば、一時的に外してスキューバダイビングを楽しむのも選択肢の一つでしょう。
ただし1日20時間以上の装着時間に関わってくるので、矯正担当医とも相談しながら決定するのがおすすめです。
スポーツマウスピースと矯正用マウスピースはどう違う?
スポーツマウスピースとはスポーツマウスガードとも呼ばれ、スポーツする上で怪我をしたり、歯を食いしばることで歯がすり減ったりするのを防ぐために装着するものです。矯正用マウスピースとの違いは以下の通りです。
スポーツマウスピース | 矯正用マウスピース | |
---|---|---|
素材 | 主に樹脂製 | 主にプラスチック製 |
厚み | 3〜5mm程度 | 0.5mm程度 |
形状 | 歯列から歯茎まで広範囲に覆う形状 | 歯茎に沿った形状 |
装着する目的 | スポーツ時に歯を守る | 歯を動かし歯並びや噛み合わせを改善する |
このように、スポーツマウスピースと矯正用マウスピースは素材や厚み、形状など特徴が異なります。スポーツマウスピースを矯正用として用いることはできません。
矯正器具の上からマウスガードはできる?
例えばボクシングなど、矯正器具をつけていることで口腔内が傷つくリスクがある場合、矯正器具の上からマウスガードを装着することで、外傷リスクを下げられます。特に金属製のブラケットとワイヤーを装着しており、外傷リスクが高いスポーツをしている場合、マウスガードがあると安心でしょう。
マウスピース矯正だけではなく、ワイヤー矯正でも、口元に物が当たる可能性の低いものならば運動することは可能です。実際に学生の患者さんは体育の授業や部活動がありますが、ワイヤー矯正をされている方も多くいらっしゃいます。
マウスピース矯正の場合は1日20時間以上の装着や自己管理が必要といった特徴があります。それぞれご自身のライフスタイルなどに合わせて装置を選択していただければ幸いです。
「運動習慣があっても矯正が可能なことはわかった」
「でも矯正にはお金や時間がかかるし、スポーツをしながらやり遂げられるか心配」
このようにお考えなら、 マウスピース矯正 Oh my teethをご検討ください。
Oh my teethは24時間LINEサポートつきのマウスピース矯正。痛みや違和感などがある場合、LINEでいつでも専属医療チームに相談できます。
また、万が一スポーツ中 にマウスピースが破損してしまった場合も、LINEですぐに連絡可能。次の通院日まで待つ必要はありません。専属医療チームが対処法をLINEで連絡します。
さらに、マウスピース矯正で重要な装着時間の確保も、テクノロジーを活用することで徹底サポート。毎日の装着リマインドやドクターによる週次の歯並びレビューによって、自宅にいながらマウスピース矯正を問題なく完走できる仕組みを構築しています。
まずはお気軽にOh my teeth 導入クリニックの無料診断にお越しください。矯正をはじめるための諸経費(歯型スキャン・レントゲン撮影・診察・歯並び相談)は無料です。