歯科医師が回答!マウスピース矯正後に使う「リテーナー(保定装置)」とは?どのくらいつけるの?
こんにちは! Oh my teeth所属歯科医のNobukiyoです。
今回は Oh my teethの無料矯正相談 にいらっしゃった方や、実際にOh my teethでマウスピース矯正をはじめられたユーザーさんからよく聞かれる「リテーナー(保定装置)」について解説します。
これから矯正治療をはじめようという方も、もうすぐ治療が終わるという方もぜひ目を通してみてください。
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本多宣陽
福岡歯科大学卒業後、九州大学附属病院で研修医を経て、開業医のもと矯正歯科治療を専門に学び数多くの症例に携わる。現在、表参道MJMデンタルオフィスの矯正担当医として在籍。KOGA ORTHODONTIC PROGRAM -Advance-研修終了。日本矯正歯科学会会員。
目次
マウスピース矯正 Oh my teethは、初回の来院での矯正治療とその後の保定も可能です。
オンラインで注文できるので、万が一、壊れた場合や引っ越しで通院が難しい状況でも簡単にリテーナーが手に入ります。さらに、他院での矯正治療をすでに完了していてリテーナーのみの製作を希望する方もご予約いただけます。(リテーナーのみ作製希望の方は、こちら)
![来院不要](/cdn-cgi/image/quality=75/https://images.ctfassets.net/m1i3lr99rtt2/3F0QRtNCa13zKUhuV9Qhxa/72445d7312a61e8da3ba89a9df9e3cd7/_____2.jpg)
※歯並びの状態によっては複数回の通院が必要
※マウスピース矯正 Oh my teeth導入クリニックで製作できるのは、プラスチック製の一般的なマウスピース型のリテーナーです。
![マウスピース型のリテーナー](/cdn-cgi/image/quality=75/https://images.ctfassets.net/m1i3lr99rtt2/8cd97610-ba72-4ec9-bddd-903314ecca2d/075f865eb92294b188849800cb8fa220/s-2000x1335_v-frms_webp_d1ff2d84-702f-4a18-a489-14ad18f4e22f.jpg)
せっかくの矯正治療で手に入れた理想の歯並び、いつまでもそのままの綺麗な状態で保っていきたいですよね。
矯正歯科治療は歯を動かしておしまいと思われがちですが、そうではありません。
矯正治療が終了した後の歯並びを美しく保つ装置、それが 「リテーナー(保定装置)」です。
矯正終了直後の歯は周囲の骨が不安定な状態のため動きやすく、元の位置に戻ろうとします。これを「後戻り」と呼んでいます。リテーナー(保定装置)は治療後の後戻り予防装置として、歯を正しい位置に維持させること(保定)を目的としています。
つまり、 リテーナー(保定装置)は矯正で整った歯並びや噛み合わせを維持し、治療の仕上げをになう大切な装置なのです。この期間は歯を動かしているわけではありませんが、とても重要です。
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マウスピース矯正の失敗例|8パターン別・後悔しない方法を解説
矯正により一定の力を掛け続けると、歯を支えている骨が溶けはじめ、その溶けてできた隙間に新しい骨ができることで歯が動きます。そのため、歯列矯正が終了した後もしばらくは、歯の周りの骨が不安定な状態です。
歯と骨の間にあるクッションの役割である歯根膜は変化しにくく、元々の歯の位置を記憶しています。治療によって歯の位置が変わっても、周囲の組織は以前の記憶を残したまま。そのため、歯列矯正で歯並びがきれいに並んでも治療前の歯並びに戻ろうとする力が働きやすく、後戻りが起きやすいのです。
歯やその周りの組織に新しい位置を記憶させるには時間がかかります。だからこそ、矯正後はリテーナー(保定装置)でしっかり固定して、正しい位置に歯をとどめておくことをおすすめしています。
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リテーナーしてるのに後戻りするのはなぜ?再矯正の必要性も解説
![マウスピース型のリテーナー](/cdn-cgi/image/quality=75/https://images.ctfassets.net/m1i3lr99rtt2/f4814ae0-2a02-4d7a-b8ab-39408a0d2f06/e2851a03908927c5726ceeed0b13db6a/s-2000x1335_v-frms_webp_32faf9f0-6df4-4879-bc85-54e0ec0529a6.jpg)
矯正用マウスピース同様にアクリル樹脂材料でできており、透明で目立ちにくいのが特徴です。見た目は良好ですが時間が経つと少し色が変わってきます。傷がつくので透明度が低くなるイメージです。
また保定装置は寝ているときも使用するため、歯ぎしりで穴が空いたり変形することがあります。矯正用のマウスピースと同様に着脱は丁寧におこないましょう。