すきっ歯を自力で治す方法はある?短期間でできる3つの対策を紹介

「すきっ歯が気になって全力で笑えない」「すきっ歯を治したいけど矯正は高くてできないから、できれば自力で治したい」という悩みを持っていませんか?
すきっ歯を自力で治すのは、歯の根本が痛んだり、歯周病になりやすくなったりなどのリスクがあり危険です。
そこで当記事では、すきっ歯をごまかす方法と、すきっ歯を根本的に治す必要性について解説します。
「矯正は高くてできないよ」と思っている人も、低コストかつ短い時間ですきっ歯を治す方法を紹介しているので、ぜひ最後まで読んでみてください。

古川雄亮
歯学博士。東北大学歯学部卒業。九州大学大学院歯学府博士課程(歯科矯正学専攻)修了。日本矯正歯科学会所属。歯医者お悩み.com管理人。直近の研究実績「カンボジアのHIV感染感児におけるCD4細胞数と口腔内衛生管理の関連性について(2019, Scientific Reports)」。代表記事「ボリビアにおける歯科医療の実態とは?」。
目次

すきっ歯は矯正治療で改善できますが、治療期間や費用がかさむため、「できれば短期間で、安くごまかしたい」と考える人もいるでしょう。
そこで一時的にすきっ歯をごまかす方法としておすすめしたいのが、以下の3つです。
ダイレクトボンディング
ラミネートベニア
オールセラミッククラウン
ここでは矯正以外ですきっ歯の見た目を改善する方法を紹介します。
ダイレクトボンディング
プラスチックの詰め物で隙間を埋める方法で、値段は保険適用で1,500円〜2,000円程度です。
その日のうちに終了できるメリットがある一方で、歯が少し大きく見える、変色しやすいデメリットがあります。また、耐久性がなく、永久的なものではありません。
ラミネートベニア
歯の表面を薄く削り、セラミックを貼り付ける方法です。矯正ではなくセラミックを貼ってごまかす方法なので、短時間で終了でき、色や形も希望に近く再現できます。
自由診療で、値段は1歯あたり5万〜15万円程度が目安です。
オールセラミック クラウン
歯を削り、セラミックの被せ物を被せてすきっ歯を治す方法です。セラミックは噛むのに十分な強度がある上、変色や劣化が少なく、とても美しく仕上がります。
ただし、歯を大きく削るため、神経を取る治療が必要になる場合もあります。自由診療で、値段は1歯あたり8万〜15万円が目安です。
ここまで紹介してきたすきっ歯をごまかす方法は、あくまでも見た目を整えるもの。
詰め物や被せ物で見た目は隙間がなくなったように見えても、元々の隙間はなくなっていません。
隙間を根本的に埋めたい場合は、歯を移動させて隙間を埋めるなどの治療が必要です。
まずはあなたのすきっ歯の原因を知り、それに応じた治療を提案してもらいましょう。
通常の歯科医院は検査費がかかってしまいますが、Oh my teeth 導入クリニックでは無料で受けることが可能です。
無理な勧誘がないので、「まずは自分のすきっ歯の原因を知りたいだけ」という人も、気軽に検査を受けてみてください。

すきっ歯の原因に関しては次のセクションで解説していきます。
すきっ歯とは何らかの原因で歯と歯の間に隙間ができている状態です。
専門用語では、前歯の中心に隙間ができている状態を「正中離開(せいちゅうりかい)」、全体的に隙間ができている状態を「空隙歯列(くうげきしれつ)」と呼びます。
日本人の歯並びにおいて、すきっ歯はガタガタの歯並び、出っ歯の次に多い不正咬合とされています。
見た目が気になりやすいだけでなく、虫歯や歯周病のリスクが高い、発音に支障が出やすいなどのデメリットがあるため、すきっ歯を治すために歯科矯正をする人も多いです。

すきっ歯の原因
すきっ歯になる原因は大きく分けて2つのパターンに分かれます。
生まれつきの先天的なもの
癖や歯周病、虫歯による後天的なもの
生まれつきの先天的なもの
歯の大きさが平均より小さい
歯の本数が本来より少ない
上唇の裏のスジ(上唇小帯)が厚い
過剰歯が隙間の下に埋まっている
癖や歯周病、虫歯による後天的なもの
奥歯の欠損により、前歯でしか噛めなくなる
指しゃぶりや舌の癖
