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歯科矯正
最終更新日:2024年3月8日

歯科矯正を安くする方法7つ!後悔しないためにできること

歯科矯正を安くする7つの方法top

本記事では歯科矯正を少しでも安くする方法を7つ紹介します。安い矯正をお探しの方、歯科矯正に興味はあるけれど高額な費用がネックになっている方は必見です。

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歯科医師

西尾万樹

東京表参道矯正歯科 院長。北海道医療大学歯学部卒業。2018年歯科医師免許取得。旭川医科大学病院口腔外科にて研修後、矯正歯科勤務。2020年コスメコンシェルジュ取得。

印象を大きく左右する歯並びですが、歯科矯正には高額なイメージがありますよね。

通常「100万円」程度かかると考えると決して小さい買い物ではありません。

しかし方法を選べば10万円程度でできることも??

本記事では歯科矯正を少しでも安くする方法を7つ紹介します。安い矯正をお探しの方、歯科矯正に興味はあるけれど高額な費用がネックになっている方は必見です!

歯科矯正の相場は10~170万円

矯正費用の相場

歯科矯正の値段は、選択する矯正方法や矯正範囲によって10〜170万ほどと幅が大きいです。

その中でもどの矯正方法が安いのかは、それぞれの値段相場(目安)を比較するとわかります。

以下の表をご覧ください。

全体矯正

部分矯正

表側矯正

60万〜130万円

30万〜60万円

裏側矯正

100万〜170万円

40万〜70万円

ハーフリンガル矯正

80万〜150万円

35万〜65万円

マウスピース矯正

60万〜100万円

10万〜40万円

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歯科矯正を安くする方法7選

歯科矯正を安くする方法は、以下の7つです。

①安い矯正装置を利用する【オススメ】

装置の中でも矯正装置の形状や素材を変えることで、お値段を抑えることができます。

矯正装置おすすめ❶マウスピース矯正(ワイヤーより低価格)

マウスピース矯正とは

マウスピース矯正は、取り外し可能な透明のマウスピースを用いて行う矯正方法です。

近年は、インビザライン、キレイライン矯正などさまざまなスタイルのブランドが登場しています。ブランドによっては10万円から始められるものも。値段は矯正範囲や受診するクリニックが取り扱うブランドによって異なります。

費用がお手頃なだけでなく、手軽にはじめられることも良さの一つです。しかし残念ながらすべての歯並びを矯正できるわけではありません。抜歯が必要なケースや噛み合わせに問題がある場合は、適応されない可能性があることを理解しておきましょう。

矯正装置おすすめ❷:表側矯正(裏側矯正より低価格)

表側矯正とは

ワイヤー矯正の場合、裏側矯正よりも表側矯正の方が安くなります。しかし矯正装置が目立ちやすいデメリットも。

矯正装置おすすめ❸:部分矯正(全体矯正より低価格)

部分矯正紹介

前歯だけなど気になる部分の歯並びを整える部分矯正なら、動かす範囲が限定されるため全体矯正より費用を抑えられます

装置の素材にも注目!

目立ちにくい素材を使用するほど費用が高くなる傾向があります。例えば、金属製のブラケットを使用した場合は目立ってしまうので費用が安くなるのに対し、プラスチックやセラミックなどの場合は目立ちにくいため費用が高くなります。

見た目の優先度が低いのであれば、金属製のブラケットを使用した表側矯正は強度もあり、低コストで歯科矯正したいというニーズに適した方法と言えるでしょう。

また、目立ちやすい上の前歯だけ裏側矯正にして、それ以外の目立たない部分は表側矯正にする「ハーフリンガル矯正」という方法も。すべて表側矯正をするより費用が高いですが、すべて裏側矯正をするよりは費用を抑えられます。


矯正前に必ず診療を受ける必要があり、3万円ほどかかる

矯正器具の種類や範囲は自分の意志だけで選択できず、矯正を希望する場合には必ず一度受診する必要性があります。

しかし、歯科矯正を始めるための 精密検査や診療には一般的に 「3万円」ほどかかる言われています。精密検査や診療を無料サービスしているクリニックもあるので要チェックです。

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②郊外のクリニックを利用する(都心部は割高)

医院のエリア

歯科矯正は基本的に自由診療で、料金も各クリニックが設定できます。

料金を決める要素には、矯正装置の種類や矯正にかかる期間だけでなくエリアも関わっています。地方よりも都心部の方が家賃や人件費が高く、クリニックの経営にコストがかかるため矯正料金も高くなる傾向があります。また、ほかの矯正クリニックがどのくらいの料金設定をしているのか、エリア内の相場も意識しています。

そのため、できる限り矯正費用を安くしたいなら、クリニックの立地を検討してみるのもいいでしょう。ただしあまりにも遠方になると通うための交通費もかかるため、その点も考慮する必要があります。

③追加料金が掛からない支払方法を選ぶ【オススメ】

費用が嵩むパターン

矯正費用は支払い方にも注目しましょう。

実は歯科矯正の費用には、矯正の基本料金のほかに「通院のたびにかかる調整料や保定管理料」があります。これらの料金をそれぞれ別に払うクリニックの場合、通院回数や期間が長くなるほど料金がかさんでいきます。

一方で、「トータルフィーシステムは矯正にかかる費用の総額をあらかじめ提示」してもらえます。トータルフィーシステムをを採用しているクリニックであれば、基本的に最初に提示された金額以上の追加料金が発生しないため、結果的に安く済むこともあるでしょう。ただし、矯正内容のどこまでをトータルフィーに含めているかはクリニックによって違います。トータルフィーを検討する際には料金だけでなく内容まできちんと確認しましょう。

結局いくら
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※33万円or66万円だけ:マウスピースを破損、紛失した場合などは別途料金が発生します。※月々3,500円とは:上下前歯の部分矯正プランを120回払い(初回3,519円)で支払う場合の分割支払い金額。総額420,019円(税込)。

④保険適用の症例を確認する

稀ではありますが、歯科矯正治療に保険が適用される場合があります

保険適用になれば基本的に3割負担で治療を受けられますが、条件は限定的です。保険適用されるかどうか、どんな症例が保険適用になるのかについては、次のセクションで解説します。

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⑤モニター料金を利用する

クリニックによってはモニター募集を行っていて、通常価格より何割か安く歯科矯正が受けられる場合もあります。ただしモニター価格で歯科矯正を受けるには、クリニックが提示する以下のような条件を満たさなければなりません。

・症例写真や動画の利用

・治療に関するアンケートの回答

このような条件が満たせるのであれば、歯科矯正を安い値段でしたい方にとってモニター募集は魅力的な方法と言えるでしょう。

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※口元の写真撮影(顔出しなし)をさせていただきます。

⑥従業員割引を利用する(歯科医院で働く)

すぐに誰でも取り組める方法ではないですが、歯科医院で働いて従業員割引で矯正治療を受ける手もあります。

実際に従業員が歯科矯正を体験していた方が、患者さんの不安を理解できたり説明に説得力が出たりなど、クリニック側にもメリットがあります。そのため多くの矯正クリニックが、矯正料金の従業員割引を取り入れています。

⑦デンタルローンを利用する

費用を安くする方法ではありませんが、デンタルローンを利用すれば費用を分割で支払えます。矯正費用を一度に支払うのが難しい人にはメリットと言えるでしょう。

ただし審査がある点、金利分が上乗せされる点には注意が必要です。矯正費用の支払い方法については後ほど改めて詳述します。

歯科矯正に保険が適用されることもあるが限定的

歯科矯正は基本的には自費診療ですが、下記のような場合は保険が適用されることがあります。

①「厚生労働大臣が定める疾患」に起因した咬合異常に対する矯正歯科治療
②前歯3歯以上の永久歯萌出不全に起因した咬合異常(埋伏歯開窓術を必要とするものに限る)に対する矯正歯科治療
③顎変形症(顎離断等の手術を必要とするものに限る)の手術前・手術後の矯正歯科治療

出典元: 公益社団法人 日本矯正歯科学会

上記の場合でも「正式な届出を行ったクリニック」でしか保険適用されません。またマウスピースの矯正装置は保険適用外です。たとえば顎変形症と診断されてもマウスピースの矯正装置を使用すると、すべて自費診療になります。

保険適用外でも医療費控除の対象になる場合も

「見た目を改善する目的ではなく噛み合わせの改善」などが目的の場合は、保険適用外でも医療費控除の対象になることも。

医療費控除は年間10万円以上の医療費を支払った場合、確定申告をすることで納めた税金の一部が還付されます。高額な費用がかかる歯科矯正ですので、対象になっているなら申請して少しでも負担を軽減したいところ。

医療費控除の申請には診断書が必要な場合がありますので、クリニックに相談してみましょう。

歯科矯正で後悔しないために

信頼できるクリニックを探す

ここまで歯科矯正を安い値段でする方法を紹介してきました。しかし値段の安さだけで歯科矯正を選ぶと「満足できる歯並びにならなかった」「当初の予定より長引いた」など後悔する原因になることも。

では歯科矯正を後悔しないためにはどんなことに気をつけたらよいのでしょうか。ここでは安い歯科矯正を「やらなきゃよかった」と後悔しないためにできることを紹介します。

コミュニケーションがしっかりとれるクリニックを選ぶ

歯科矯正で後悔する原因の一つに、ドクターとのコミュニケーション不足が挙げられます。自分の理想の歯並びをドクターと事前にしっかり話し合っておくことで、仕上がりへの満足度を高められるでしょう。

  • 自分の希望を伝えやすい

  • 疑問や不安なことを相談しやすい

クリニックを選ぶ際は、上記のようなことを重視してみてください。

矯正方法のメリット・デメリットを理解する

治療前にドクターからメリット・デメリットを説明をしてもらうことはもちろん、自分でしっかりと理解しておくことも大切です。歯科矯正自体にリスクがあることを事前に理解しておけば、「やらなきゃよかった」「こんなはずじゃなかった」という後悔を防げるでしょう。歯科矯正のリスクについては、以下のページもあわせて参考にしてください。

安い歯科矯正ができるかまずは相談

マウスピース矯正 Oh my teeth 導入クリニックの無料カウンセリング

歯科矯正をするには高額な費用がかかりますが、矯正方法・支払い方法・モニター募集・医療費控除の制度を上手に活用して安くすることもできます。

しかし、いずれの方法を選ぶにしても歯科医院での精密検査や診療が必要

まずは無料診断ができるクリニックで相談してみましょう。

  • Oh my teethの無料診断の流れ・口コミはこちら

  • Oh my teethのメリット・デメリットはこちら

費用を抑えたい
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