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マウスピース矯正
最終更新日:2024年10月30日

マウスピース矯正と頭痛の関係は?痛みの原因や対処法も解説

マウスピース矯正と頭痛の関係は?痛みの原因や対処法も解説

「マウスピース矯正で頭痛が起きるのはなぜ?」
「マウスピース矯正中の頭痛にはどう対処したらいい?痛み止めは飲んでも大丈夫?」

この記事では、このようにマウスピース矯正で起こる頭痛に悩まれている方に向けて、頭痛の原因や対処法について解説します。辛い頭痛でお困りの方は、ぜひ最後までご覧ください。

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歯科矯正ブログ編集チーム

木村真由美

Oh my teethでのマウスピース矯正を経て、2021年6月に株式会社Oh my teethにジョイン。マウスピース矯正経験者としてOh my teethのオウンドメディア「歯科矯正ブログ」にて記事を更新中。ミッションは「歯並びに悩むすべての方に歯科矯正の確かな情報をお届けすること」。

マウスピース矯正で頭痛が起こる原因

マウスピース矯正と頭痛の関係は?痛みの原因や対処法も解説

マウスピース矯正やワイヤー矯正など、矯正方法にかかわらず歯科矯正中は「筋緊張性頭痛」が起こりやすくなります。

筋緊張性頭痛は「緊張型頭痛」とも呼ばれ、こめかみや後頭部をギュッと締めつけられるような圧迫感を伴う痛みを感じるのが特徴です。

また偏頭痛とは違い、運動などによる脈拍数の上昇で痛みが増したり、光や音に敏感になったりする症状は出にくいといわれます。

歯科矯正中に筋緊張性頭痛を起こす主な原因として、次の3つが考えられます。

筋緊張性頭痛を起こす3つの原因
  • 筋肉の緊張

  • マウスピース矯正によるストレス

  • 噛み合わせの変化

筋肉の緊張

マウスピース矯正中は慣れないマウスピースの装着で、あご周りや肩、首などの筋肉が緊張しやすくなります。

その結果、口周りの筋肉や側頭筋(こめかみ辺りの筋肉)がこわばり血流が悪くなることで、頭痛が起こるといわれます。

たとえば、マウスピースの装着で感じるストレスによって起こる食いしばりや噛み締めで、口周りの筋肉の緊張が続くケースなどです。

なお、「これからマウスピース矯正をする」という方は、まずはクリニックでカウンセリングや診断を受けてみましょう。

マウスピース矯正の Oh my teethでは、矯正前の諸検査やカウンセリングを無料で実施しています。

完全予約制で所要時間も30分ほどですので、お気軽にお越しください。

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マウスピース矯正によるストレス

マウスピース矯正で感じる身体的ストレス・精神的ストレスは、頭痛の発症や痛みの悪化につながることがあります。

ストレスを感じると交感神経が活発に働き、体を守ろうと筋肉が緊張し凝り固まることで頭痛を引き起こすためです。

【考えられるストレス要因】
  • マウスピース矯正による痛みや圧迫感

  • 口の中で感じるマウスピースの異物感

  • 1日20時間以上のマウスピース装着の煩わしさ

  • マウスピース装着時の飲食制限 など

ストレスが原因で頭痛がひどくならないよう矯正治療に対するモチベーションを維持し、前向きに治療を進めていきましょう。

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噛み合わせの変化

矯正治療中は歯が移動する過程で一時的に噛み合わせが悪くなり、頭痛が起きることがあります。

ただし、マウスピース矯正中の噛み合わせの不具合は一過性のもので、治療が進むと噛み合わせは合うようになりますので安心してくださいね。

とはいえ、噛み合わせの不具合が起きてしまうと、誰しも不安になるものです。

マウスピース矯正中に噛み合わせが悪くなり心配な方は、歯科医師に相談して必要に応じてチェックしてもらいましょう。

マウスピース矯正中の辛い頭痛!4つの対処法

マウスピース矯正と頭痛の関係は?痛みの原因や対処法も解説

ここでは、マウスピース矯正中の頭痛を和らげる方法を4つ紹介します。辛い頭痛でお困りの方は、ぜひ次の対処法をお試しくださいね。

頭痛への4つの対処法
  • 筋肉の凝りをほぐす

  • 体を温める

  • 痛み止め(鎮痛剤)を服用する

  • 歯科医師に相談する

筋肉の凝りをほぐす

マウスピース矯正で口周りの筋肉などにストレスがかかると血流が悪くなり、頭痛を引き起こします。

そのため、マウスピース矯正中の頭痛には口周りや首、肩の筋肉の凝りをほぐすと効果的です。

こめかみや頬など、口周りの筋肉を指で優しくマッサージして凝りをほぐし、血流を促しましょう。

体を温める

マウスピース矯正中の頭痛には、ストレッチやウォーキングなどで体を温めると痛みの緩和が期待できます。

体が温まると頭痛の原因となる筋肉の緊張がほぐれ、滞った血流も改善されるためです。

また、入浴はシャワーだけで済まさずに、お風呂でゆっくり体を温めて心身ともにリラックスするのも効果的です。

ただし、矯正治療の開始直後などで歯が動く痛みを強く感じるときは、血流がよくなると痛みが増す可能性もあるためご注意ください。

痛み止め(鎮痛剤)の服用

マウスピース矯正中の頭痛には、痛み止めの服用も可能です。

ただ、痛み止めの成分によっては歯の動きを妨げてしまうものもあるため、必ず歯科医師の指示を受けてくださいね。

一般的に、歯の移動を妨げず鎮痛効果を発揮するといわれるアセトアミノフェン系の痛み止めが処方されます。

診察時間外で歯科医師と連絡が取れない場合などは、下記にあげるようなアセトアミノフェン配合の市販薬を選ぶといいでしょう。

アセトアミノフェン配合の市販薬一例(痛み止め)
  • タイレノールA

  • ラックル

  • ノーシン アセトアミノフェン錠

  • アセトアミノフェンK錠

  • バファリンルナJ

一方で、非ステロイド性抗炎症薬の一種であるロキソニン・バファリン・ボルタレンなどは、矯正効果の低下が懸念されます。

歯科矯正は「歯を支える骨の炎症反応」を利用しており、抗炎症作用が強い薬だと歯の移動を阻害してしまうためです。

頭痛は仕事や勉学など、日常生活に影響を与えかねません。マウスピース矯正中の辛い頭痛は無理に我慢せずに、歯科医師の指示を受けて痛み止めを上手に活用して対処しましょう。

歯科医師に相談する

頭痛がひどくて辛いときは、クリニックに連絡して歯科医師のアドバイスを受けましょう。

頭痛が辛いからといって、自己判断でマウスピースの装着時間を減らしたり、長時間マウスピースを外したりするのはNGです。

マウスピース矯正は決められた時間マウスピースを装着しないと計画通りに歯が動かず、治療期間が長くなる原因になります。

「頭痛くらいで歯科医師に相談したら迷惑かな」と思われるかもしれませんが、困ったときは些細なことでも歯科医師に相談し、不安材料を取り除いて治療を進めていくことが重要です。

マウスピース矯正の Oh my teethでは、専属医療チームによる24時間LINEサポートで相談を受け付けています。

矯正生活で困ったことや悩みがあるときは、診療時間や休診日などに関係なくいつでもLINEでの相談が可能です。

「整ったサポート体制でマウスピース矯正をしたい」とお考えの方は、Oh my teethの無料診断を受けてみてはいかがでしょうか。

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マウスピース矯正で頭痛が起きやすいタイミング

マウスピース矯正と頭痛の関係は?痛みの原因や対処法も解説

マウスピース矯正中は、次にあげるタイミングで頭痛が起きやすいといわれます。

頭痛が起きやすいタイミング
  • マウスピース矯正をはじめてすぐ

  • マウスピースを新しく交換したとき

  • 朝起きたとき

  • ゴム掛けをしたとき

  • 硬いものを噛んだとき

マウスピース矯正をはじめてすぐ

マウスピース矯正をスタートした直後は、頭痛を誘発するケースが多いといわれます。

治療を開始してすぐは歯が動き出す痛みが強く出ることが多く、口周りやあごの筋肉が緊張しストレスを感じるためです。

マウスピース矯正を開始してすぐは歯が動く痛みに加えて、頭痛も起こりやすいということを覚えておきましょう。

ただ、マウスピース矯正の痛みのピークは治療開始後2〜3日ほどで、痛みや圧迫感は徐々に落ち着いていきますので安心してくださいね。

マウスピースを新しく交換したとき

マウスピースを交換すると新たな矯正力が歯に加わるため、口周りの筋肉が緊張し頭痛を引き起こす要因となります。

1つのマウスピースで歯を動かす距離は、わずか0.25mmほどです。しかし、マウスピースを交換して2〜3日は圧迫感や痛みを感じ、筋肉が凝り固まってしまうケースがあります。

マウスピースを交換したタイミングで頭痛があるときは、先にも紹介したように口周りやあごの筋肉の凝りをほぐすマッサージなどを試してみましょう。

朝起きたとき

就寝中に食いしばりや歯ぎしりをしている場合、朝起きた際に「頭が痛い」と感じるケースは少なくありません。

歯を強く噛み締めるとあごの筋肉に負担がかかり、血流が悪くなって頭痛を起こしやすくなります。

また、マウスピース矯正中は就寝時もマウスピースを装着しなければなりません。そのため、マウスピースの装着で口周りやあごの筋肉だけでなく、首や肩の筋肉にもストレスがかかり頭痛の引き金になることがあります。

「ゴムかけ」をしたとき

ゴムかけとは、噛み合わせの調整を行う際にゴムを使用する処置のこと。ゴムの縮む力を利用して、歯の移動方向や矯正力の強さを調節します。

ゴムかけをすると歯の根本に圧力が加わり痛みを感じやすいため、あごの筋肉にストレスがかかります。

治療計画の通りに歯を移動させるためには必要な処置のため、頭痛があるからといって勝手にゴムを外すのはNGです。

ゴムかけで頭痛が続く場合には、使用するゴムの種類を変えられる場合もあるので、歯科医師に相談してみましょう。

硬いものを噛んだとき

マウスピース矯正中は、歯にかかる圧力で歯根に炎症が起きてデリケートな状態です。

そのため、硬いものを噛むと歯根に痛みを感じやすく、口周りの筋肉が緊張しストレスとなることで頭痛を誘発させることがあります。

マウスピース矯正中に頭痛を起こさないためには、口やあごの筋肉に過度な負担をかけないことが大切です。

特に、矯正治療の開始直後やマウスピースを交換して咀嚼時に痛みを感じるときは、お粥や柔らかく煮た麺類など、歯に負担がかからないメニューを選んでくださいね。

マウスピース矯正中の頭痛はうまく対処して乗り切ろう!そして理想の歯並びへ

マウスピース矯正と頭痛の関係は?痛みの原因や対処法も解説


「頭痛が辛いから」という理由でマウスピースを長時間外してしまうと、計画通りに治療が進みません。

マウスピース矯正中の頭痛には、紹介した対処法などを参考に上手に乗り切って矯正治療を完走し、理想の歯並びを手に入れましょう。

なお、頭痛でお悩みの方の中には、歯並びの悪さが問題となっているケースがあります。

歯並びが原因で頭痛を引き起こしている場合は、歯科矯正で頭痛症状の改善につながるかもしれません。

「私の頭痛は歯並びが原因なのかな?」と歯並びに不安を感じる方は、歯科医師の診断を受けてみましょう。

マウスピース矯正のOh my teethでは、歯科矯正に関する相談やカウンセリング、精密検査を無料で実施しています。

「自分の歯並びと頭痛が関係あるのか知りたい」という方は、お気軽に無料診断へお越しください。

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