インビザラインで歯が動いている気がしない!5つの原因と対処法を紹介
「インビザラインで歯が動いている気がしない」
「もしかしたら失敗している?」
このような不安や疑問をもっていませんか?
実はインビザラインのマウスピース1枚で動かせる距離は約0.25~0.35mm、1ヶ月にすると0.5~1mm程度とごくわずかです。
個人差はありますが数ヶ月では効果を感じられないことがあります。
また、マウスピースは装着時間を守らないと計画通りに歯を動かせません。
そこで本記事では、インビザラインで歯が動かない5つの原因と対処法について紹介します。
そのほかインビザラインで起こり得るトラブルと対処法についても解説しているので、安心して進めたい方はぜひ参考にしてください。
木村真由美
Oh my teethでのマウスピース矯正を経て、2021年6月に株式会社Oh my teethにジョイン。マウスピース矯正経験者としてOh my teethのオウンドメディア「歯科矯正ブログ」にて記事を更新中。ミッションは「歯並びに悩むすべての方に歯科矯正の確かな情報をお届けすること」。
目次
インビザラインのマウスピースは、現在の歯並びにぴったりと合うものではなく、理想の歯並びに近づけて作製され ています。
装着し続けることによって少しずつ歯が動いていくため、効果を実感するまで数ヶ月かかることも珍しくありません。
しかし、以下に心当たりがある方は、歯が動きにくくなる可能性があります。
マウスピースの装着時間を守っていなかった
インビザラインは弱い力を継続的に加えることで歯を動かせるため、マウスピースの装着時間は1日20時間(推奨は22時間以上)必要です。
基本的に歯磨きと食事以外は装着したままになるため、食後に外している時間が長くなったり装着を忘れたりすると、その分歯は動きません。
月1回程度であれば装着時間を守れなくても歯の動きには問題がないことが多いですが、週1回、3日に1回となると歯が動きにくくなります。
チューイーを使用していなかった
インビザラインのマウスピースは、装着する際に「チューイー」と呼ばれる道具を使います。
チューイーを噛むことによって歯とマウスピースを密着させられます。
チューイーを使用せずにマウスピースを装着すると、ほんの少し浮いた状態になり、歯に適切な力が加わりません。
矯正効果が得られず治療計画通りに歯が動かない可能性があります。
アタッチメントが外れていた
インビザラインでは「アタッチメント」と呼ばれる補助装置をつけることがあります。
これは、歯の表面につける小さなレジン製の突起物です。
マウスピースと歯のフィット感を高めたり、歯を動かしたい方向に移動させるために用いられます。
外す前提でつけるため接着力は弱いため、マウスピースの着脱によって外れることがあります。
アタッチメントは歯の色に近いため、外れてしまったことに気づかないことも多いです。
外れた状態で治療を続けると、歯に適切な力が加わらず矯正効果が低下する恐れがあります。
マウスピースが破損している
マウスピースが破損していると歯に適切な力を加えられないため、歯を動かせません。
また、計画とは違う方向に歯が動いてしまう可能性もあります。
お口周りの癖がある
以下のようなお口周りの癖は、歯に強い力が加わり歯が動きにくくなる可能性があります。
頬杖
横向き・うつぶせ寝
歯ぎしり・食いしばり
舌で歯を押す
これらは無意識に行っていることが多い癖ですが、矯正中や矯正後も続いてしまうと歯が動きにくくなるどころか、並べた歯が元の位置に戻ろうとする「後戻り」 を引き起こすことがあります。
意識することで改善が期待できますが、難しい場合はドクターに相談することをおすすめします。
なお、Oh my teeth導入クリニックでは、矯正を開始後も24時間LINEサポートでマウスピース矯正の疑問・質問を相談いただけます。
「まだ矯正前の診断を受けていない」という方は、Oh my teeth導入クリニックの無料カウンセリングをご利用ください。
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インビザラインで歯が動いている気がしない場合は、以下の方法を試してみてください。
マウスピースの装着時間や交換時期を守る
インビザラインは、マウスピースを1日20時間以上装着し、定期的に新しいものに交換することによって歯を動かせます。
装着時間と交換時期は厳守することがインビザライン矯正を成功させるためのポイントです。
交換時期は自己判断で早めたり遅らせたりすると、歯が動きにくくなります。
装着時間や交換時期を守れない方や自信がない方は、カレンダーや手帳にメモしたりマウスピース管理ができるアプリの使用を検討すると良いでしょう。
正しく装着する
マウスピースはチューイーを使って正しく装着しましょう。
まずマウスピースを前歯から奥歯に向かって指でしっかりと密着させます。
つぎにチューイーを前歯から奥歯に向かって均等に噛んでいきます。
インビザラインを開始したばかりやマウスピースを交換したばかりは、マウスピースが浮きやすいのでチューイーをしっかりと噛むことが重要です。
オルソパルスを使用する
オルソパルスは、光の波長で細胞を活性化させ、歯が動くスピードを早められる装置です。
1日1回10分お口に装着して使用します。
クリニックによって異なりますが、オプションで導入していることがあります。
早く歯を動かしたい方におすすめの装置です。
ドクターに相談する
歯が動いている気がしなくて不安を覚えている場合は、ドクターに相談することをおすすめします。
相談によって不安が解消できるだけでなく、現在どのように歯が動いているのかシミュレーションを使用して確認できることもあります。
また、マウスピースの破損や紛失した際は速やかにクリニックに相談し、適切に対処してもらいましょう。
インビザラインで歯が動いている気がしないと「もしかしたら失敗しているのでは?」「お金を無駄にしてしまったかも」と不安になりがちです。
歯が動いたと感じるまでは、症例によって異なりますが最低でも2~6ヶ月程度の時間が必要になります。
特に、奥歯から動かす場合は、6ヶ月以上かかることも。
正しい方法で装着し、装着時間を守っている場合は、数ヶ月で歯が動いている気がしなくても焦る必要はありません。
インビザラインをはじめ矯正治療は時間がかかるものと理解しておくと、安心して進められますよ。
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インビザラインは、さまざまなトラブルが生じることがあります。
これらのトラブルに対する対処法を事前に知っておくことで、安心して進められます。
マウスピースが浮いている
装着時間を守れなかったり、破損していたりするとマウスピースが浮いてしまうことがあります。
浮いたまま治療を続けると、ずれが大きくなり、計画通りに進みません。
その結果、マウスピースを作り直す必要が生じ、治療期間が延びてしまう可能性があります。
プランによっては追加費用もかかるため、早めに気づくのが大切です。
ただし、ほんの少しの浮きであれば、マウスピースを装着時間を見直して正しい方法で装着しましょう。
万が一、大きく浮いてしまった場合は、一つ前のマウスピースを装着するなど、早めにドクターに相談してください。
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マウスピースがはまらない
インビザラインのマウスピース交換時期を早めたり、チューイーを使用せずに装着した場合、マウスピースがうまく合わなくなることがあります。
また、まれにマウスピース自体が不良品であることも。
もし新しいマウスピースがはまらない場合は、一つ前のマウスピースに戻し、速やかにドクターに相談しましょう。
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インビザライン矯正で歯が動いている感覚がないと、不安を感じることがあります。
しかし、インビザラインは歯を徐々に動かしていく矯正方法であるため、1~2ヶ月の短期間では効果を実感しにくいことも珍しくありません。
時間をかけてゆっくりと歯が動くことを理解し、焦らずに治療を進めることが大切です。
もし歯が動いていないと感じる場合は、マウスピースの装着時間や装着方法を再確認し、ドクターに相談しましょう。
「これからマウスピース矯正をはじめる」という方は、ぜひOh my teeth導入クリニックの無料カウンセリングをご利用ください。
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