「インビザラインやらなきゃよかった」と後悔する12の原因と対策
インビザラインについてSNSを確認してみると「やらなきゃよかった」という声も挙がっていて、不安に感じてしまいますよね。本記事では、インビザラインで後悔する原因や、後悔しないための対策を紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
インビザライン矯正について調べてみると、歯並びの仕上がりへの不満や後戻りなどから後悔する声があがっています。しかし矯正中のルールを守る・保定をしっかり行うといった自身が少し気をつけるだけで、避けられることも。
そこで本記事では、インビザラインで後悔する12の原因と、「やらなきゃよかった」とならないための対策を解説します。
- 【インビザラインで後悔する】12の原因
- 装着時間が長い
- 別の矯正がよかった?という不安
- 矯正期間が長くてつらい
- 歯を削る処置が必要になった
- 予想以上に痛い
- 予想以上に費用がかかる
- 治療結果に納得できない
- 歯茎が下がった
- 噛み合わせが悪くなった
- 歯周病になった
- 治療計画の期間内で終わらなかった
- 矯正後に後戻りが起きた
- 「やってよかった」という声も多数
- インビザラインで後悔・失敗を防ぐための対策
- インビザライン矯正の特徴を十分理解する
- 信頼できる矯正歯科を選ぶ
- 成功のコツは歯科医師からの指示を守ること
- 口腔内の衛生状態を良好に保つ
- 治療中の違和感を我慢しない
- 矯正後の保定は必ず行う
- インビザラインに関するよくある疑問
- ワイヤー矯正とどっちが早い?
- インビザラインで矯正すると出っ歯になる?
- 後悔しないためには矯正中の努力も必要
- インビザラインとほかのマウスピース矯正を比較したいあなたへ
矯正で失敗したらどうしよう……そんな不安を、まずは歯科医師に相談してみませんか? マウスピース矯正 Oh my teeth(公式サイト) 導入クリニックでは、歯科医師に直接歯並びの悩みや矯正の不安を相談いただけます。
マウスピース矯正の代名詞と言ってもいいほど有名なインビザライン。しかし、インターネットには「インビザライン矯正で後悔した」という声もあるようです。
そこでここからは、インビザラインで後悔する原因を紹介します。
矯正中のインビザラインに関する後悔には、以下のようなものがあります。
装着時間が長い
インビザラインでは、マウスピースを1日20時間以上装着しなければなりません。矯正開始前にこの点を了承していたとしても、矯正開始後に「やっぱり長すぎる……」と後悔してしまうケースもあります。
別の矯正がよかった?という不安
インビザライン矯正を開始後、
「やっぱり裏側矯正の方が目立ちにくかったかも?」
「こんなにつけ外しが面倒だとは思わなかった……ワイヤーにしておけばよかった」
という後悔をすることもあります。
歯科矯正は時間もお金もかかるため、納得した上ではじめたとしても、途中で不安になり後悔してしまうことはあるかもしれません。
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矯正期間が長くてつらい
インビザラインは重度の歯並びの乱れにも対応できます。そのため1〜3年など、矯正に長期間かかるケースも珍しくありません。
中には「当初計画されていた矯正期間よりも伸びてしまった」ということもあり、あとどれぐらいの通院が必要になるかなど、後悔の声が挙がることもあります。
※平均3ヶ月:2020/1~2023/7 Basicプランの平均(保定期間除く)
歯を削る処置が必要になった
インビザライン矯正は抜歯が必要な症例でも対応できますが、抜歯の代わりにIPRという歯の表面を削る処置をしてから矯正を開始することもあります。
「抜歯をせずに矯正できる」と思っていた人にとって、「歯を削るなんて聞いていない」と驚くきっかけになるかもしれません。
ただしインビザラインを含むマウスピース矯正を行われるIPRで削るのは、歯の表面の髪の毛数本分程度。IPRによって虫歯になりやすくなるといった報告はされていません。
※マウスピース矯正Oh my teethも必要に応じて研磨処置(歯の表面をやすりがけする処置)を行いますが、研磨量と研磨箇所はあらかじめ確認できます。研磨処置費用は矯正料金プランに含まれます。
予想以上に痛い
インビザラインに関する後悔の中には「マウスピース矯正であるインビザラインなら痛みがないと思っていたけれど、予想以上に痛かった」という声も。特に初めてマウスピースを装着したときや、新しいマウスピースに交換した際に締めつけるような痛みを感じることがあります。
通常、どの矯正方法でも歯を動かす際、ある程度の痛みが発生しますが、マウスピース矯正は、ワイヤー矯正と比べて痛みが少ないとされています。
そして歯が動くときだけでなく、マウスピースの縁が歯茎に当たって痛みが出ることもあるでしょう。
予想以上に費用がかかる
インビザラインに関わらず、歯科矯正には矯正基本料金以外にも、矯正開始前の各種検査料や、通院のたびに発生する調整料などがかかります。
そのため基本料金のみに注目していると「予想以上に費用がかかる」と後悔する原因に。
矯正歯科によっては最初に提示される総額以外の費用は発生しない料金体系(トータルフィー)になっていることがあるので、事前に確認しましょう。
※再矯正1回までが料金に含まれます。マウスピースを破損、紛失した場合などは別途料金が発生します。月々3,500円とは、上下前歯の部分矯正プランを120回払い(初回3,519円)で支払う場合の分割支払い金額で、総額は420,019円(税込)です。
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治療結果に納得できない
治療前にドクターと話し合いながら、矯正後の仕上がりのイメージを確認し、最終的なゴールのすり合わせをする必要があります。しかし自分の希望を上手く伝えられない、ドクター側の説明が足りないなどのコミュニケーション不足により想像通りの治療ができず、不満を持つ人もいるようです。
ゴールのすり合わせだけでなく、インビザラインのメリット・デメリットや費用など、細部に渡り確認しておきましょう。
歯茎が下がった
器具を装着していて歯に負荷がかかる、歯科矯正中の歯のお手入れを怠るなどの原因で、歯茎が下がってしまうことがあります。歯茎が下がると、歯が長くなって見えたり、歯と歯の間にブラックトライアングルと呼ばれる隙間ができるため、口元が痩せて見える可能性があります。
噛み合わせが悪くなった
出っ歯や八重歯などが改善し、前から見た歯並びは綺麗になったけれど、口の中心が上下で合わなくなってしまった、奥歯は合うけど前歯は合わなくなってしまったなど、噛み合わせが崩れることがあります。
歯周病になった
取り外しが可能なマウスピース矯正であっても、歯周病となるリスクはあります。毎日の歯磨きはもちろんのこと、マウスピース自体の衛生状態を保つため、洗浄や消毒を行ってください。
治療計画の期間内で終わらなかった
インビザラインでの治療の長さに関して、Twitterでは以下のような声が見受けられました。
以下のような理由でマウスピースを交換する時期がずれてしまうと、当初の予定通りに治療を終えるのは難しいでしょう。
マウスピースを紛失してしまい、作り直すことになってしまった
アタッチメントが外れてしまったが、放置していた
一日20時間以上マウスピースの装着が必要なのに、自己管理ができず装着時間を守れなかった
ドクターの指示通りのタイミングに矯正歯科に通院できなかった
矯正中に虫歯になってしまった
矯正治療中に転勤が決まり、通院する矯正歯科を変えることになった
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矯正後に後戻りが起きた
後戻りに関しては、Twitterでは以下のような声が見受けられました。
矯正治療が終わったあとも、移動した歯を固定するための保定期間があります。保定期間は「リテーナー」と呼ばれる専用の器具を装着し、歯が元の位置に戻る(後戻り)のを防ぎます。
インビザラインに限った話ではないのですが、リテーナーの装着を怠ると、後戻りしてしまいます。矯正が終わったからといって、自己判断でリテーナーの装着を中断しないようにしましょう。
インビザラインの保定装置「ビベラリテーナー」の特徴を解説
「やってよかった」という声も多数
確かにTwitterにはインビザラインで後悔している声もありますが、実際は「やってよかった」という声もたくさん見受けられます。
後悔の声ばかりに注目するのではなく、「コンプレックスが解消された」「歯磨きがしやすくなった」といった声も参考にしてみてくださいね。
インビザラインを「やらなきゃよかった」と後悔や失敗しないためには、どんなことに気をつければよいのでしょうか。6つの対策を紹介します。
インビザライン矯正の特徴を十分理解する
インビザライン矯正中の後悔や失敗は、インビザライン矯正への理解を深めておけば避けられるでしょう。
たとえば周囲にインビザライン矯正経験者がいるのであれば、「実際のところどうだった?」と話を聞いてみるのもいい方法です。
インビザライン経験者ならではの
装着時間を確保する方法
モチベーションを維持する方法
などがわかり、あらかじめ後悔や失敗するのを防げる可能性があります。
以下の記事でもインビザラインについて詳しく紹介しています。インビザラインの特徴を理解するための参考になれば幸いです。
インビザラインとは?ほかのマウスピース矯正との違いやおすすめの人を解説
信頼できる矯正歯科を選ぶ
インビザラインでは、スキャナーで口の中を撮影し、データを開発元の米国アライン・テクノロジー社に送ります。そのデータをもとに、シュミレーション画像が作成され、そこから修正を加えてマウスピースを作成するための3Dモデルを作ります。このモデルを完成させるのはドクターです。
適切な症例の見極めや治療中のトラブルなどにも対応してもらえるよう、インビザラインでの治療を経験してきたドクターを選びましょう。
インビザラインには、ドクターの年間症例数に応じて認定されるランクが存在します。矯正歯科を選ぶ際、以下のようなランクも確認するのも良いでしょう。
レッド・ダイヤモンド・プロバイダー:年間1000症例以上
ブルー・ダイヤモンド・プロバイダー:年間750症例以上
ブラックダイヤモンド・プロバイダー:年間400症例以上
ダイヤモンド・プロバイダー:年間150症例以上
プラチナエリート・プロバイダー:年間80症例以上
プラチナ・プロバイダー:年間50症例以上
ゴールドⅡ・プロバイダー:年間35症例以上
ゴールドⅠ・プロバイダー:年間20症例以上
シルバー・プロバイダー:年間10症例以上
ブロンズ・プロバイダー:年間1症例以上
また、矯正歯科のホームページを確認したり、カウンセリング時に気になることを相談するなどして、信頼できるクリニックを選びましょう。
成功のコツは歯科医師からの指示を守ること
インビザライン矯正は、新しいマウスピースに交換することで治療が進みます。同じマウスピースを装着し続けても矯正は進みません。ドクターの指示に従って、適切な時期にマウスピースを交換する必要があります。
また、マウスピースのつけ忘れや外しっぱなしには気をつけてください。当初たてた治療計画通りに歯が動かず、歯型の際スキャンを行わなければならない可能性も高くなります。再スキャンとなると、またスキャンデータをアメリカに送る必要があるため、トータルの治療期間が長引いたり、追加費用がかかることも。
特に小学生などでインビザライン矯正を行う場合は、装着時間を確保するため、保護者など周囲の人によるサポートも重要と言えるでしょう。
マウスピースを装着するだけでなく、チューイーを毎日規定の時間噛むことも治療の効果を高めるのに必要となります。
マウスピース矯正で「チューイー」を噛むと痛い!使い方や痛みへの対処法を解説
口腔内の衛生状態を良好に保つ
マウスピースを装着していると、唾液が歯に行き渡りにくいです。唾液には以下の作用があります。
口腔内の乾燥を防ぐ、
細菌の増殖を防ぐ
口臭や虫歯、歯周病などのトラブルを予防する
マウスピースは取り外しが可能なため、ワイヤー矯正よりはブラッシングがしやすいでしょう。しかし丁寧なケアは重要なので、歯ブラシはもちろん、歯間ブラシやデンタルフロスなども使ってくまなく清掃を行ってくださいね。
治療中の違和感を我慢しない
マウスピースに慣れない間や、新しいマウスピースを取り替えてから日が浅いと、違和感や痛みを感じることがあります。ドクターの判断によっては、虫歯や歯周病の治療を優先しなければならないことも。
「虫歯かもしれない」「噛むと違和感がある」などがあれば早めにクリニックに連絡しましょう。
矯正後の保定は必ず行う
矯正が終了したあとも、ドクターからの指示通りにリテーナーを装着しましょう。また、歯の状態をチェックしてもらうために矯正歯科に定期的に通うのも、後戻りの予防になります。
マウスピース矯正の失敗例|8パターン別・後悔しない方法を解説
インビザラインに関するよくある疑問に回答していきます。
ワイヤー矯正とどっちが早い?
同程度の歯並びの症状なら、ワイヤー矯正の方が早く終わるケースが多いでしょう。
なぜならワイヤー矯正は、インビザラインより歯を動かす力が強い矯正方法だからです。またワイヤー矯正は矯正装置が取り外しできない分、常に矯正力が働いている点も矯正期間を短くすることにつながっています。
インビザラインとワイヤー矯正どっちが早くて安い?8つの観点で徹底比較
インビザラインで矯正すると出っ歯になる?
デコボコの歯並びを改善する場合、抜歯や歯を削る(IPR)などを行い歯を並べるスペースを作る必要があります。
歯が並ぶスペースを確保していないのに無理に矯正を行った結果、歯が前方に突出し出っ歯になってしまったと感じる方もいます。
このような失敗を防ぐためには、ドクターによる適切な診断を受けることが重要です。
出っ歯はインビザライン矯正で治せる?症例とともに解説
インビザライン矯正で後悔したくない方に向けて、注意点などを取り上げました。
インビザラインで失敗してつらい思いをするのを避けるには、以下のことを心がけましょう。
相談しやすいドクターを探す
丁寧に歯のケアを行う
マウスピースの装着時間を守る
矯正前の準備や矯正中の努力が必要となる矯正方法ですが、いずれも重要なステップですので、ぜひ本記事を参考にしてみてくださいね。
【5分で理解】インビザラインで治療できない6つの症例!対象外になった場合の矯正方法も紹介
インビザラインとOh my teethの違いって?特徴と口コミ評判を徹底比較
「マウスピース矯正」と一口に言っても、サービス内容や価格設定は異なりますので、実際に相談に行ってみて比べてみるのがベストです。
マウスピース矯正 Oh my teeth導入クリニックは通常3万円程度かかるカウンセリング・精密検査・診断が無料ですので、複数のマウスピース矯正ブランドを比較検討したい方から選ばれています。
「ほかのクリニックではこういう診断だったけど、本当にこの診断で正しいのかな?」と思った際のセカンドオピニオンとしてもぜひご活用ください。Oh my teeth導入クリニックのドクターは、常に中立な立場で診断しています。
Oh my teethは、あなたが理想の歯並びを理想の手段で手に入れることを願っています。
ぜひご自身に合った矯正方法を見つけてくださいね。
Have a nice teeth!