インビザラインとは?ほかのマウスピース矯正との違いやおすすめの人を解説
「やっぱりマウスピース矯正するならインビザラインなの?」と迷っていませんか?
国内マウスピース矯正シェアNo.1のインビザライン。導入している矯正歯科医院が多いため、マウスピース矯正を検討しはじめると一番最初に思いつくブランドではないでしょう。
しかし「100万円くらいかかりそう…」「ほかのブランドの方がよかったりする?」「そもそもマウスピースでちゃんと歯は動くの?」など、本当にインビザラインでいいのか心配な方もいるはず。
そこで本記事では、あなたが安心してマウスピース矯正を始められるよう、
✅インビザラインはどんなマウスピース矯正なのか
✅本当にあなたに適したマウスピース矯正ブランドなのか
✅リスクや失敗することはあるのか
などを徹底解説します。
ほかのマウスピース矯正とはどう違うのかも紹介しますので、インビザライン矯正を受けようと考えている方は必見です。
目次
- インビザラインとは?
- 費用・期間の目安
- ほかのマウスピース矯正との違い
- インビザライン矯正で歯が動く仕組み
- インビザライン矯正がおすすめの人
- 矯正装置が目立つのが嫌な人
- なるべく通院頻度を下げたい人
- 矯正中も矯正前のように食事を楽しみたい人
- 矯正だけでなくホワイトニングもしたい人
- 近所のクリニックに通いたい人
- インビザライン矯正のリスクや注意点
- 歯肉退縮
- ブラックトラインアングル
- 矯正開始直後やマウスピース交換時に痛みやすい
- 装着時間の管理が必要
- ワイヤー矯正より適応範囲が狭い
- 抜歯の代わりに歯を削ることがある
- アタッチメントを装着することがある
- 【歯並び程度別】インビザライン矯正の症例
- 症例①出っ歯
- 症例②すきっ歯
- 症例③ガタガタの歯並び
- 症例④受け口
- インビザライン矯正が受けられるクリニック
- インビザライン矯正できるかどうか検査を受けてみよう
インビザライン・システム(以下:インビザライン)とは、アメリカのアライン・テクノロジー社が矯正歯科医師を対象に提供しているマウスピース型矯正治療法の一つ。
1999年に提供を開始以来、多くの方々から厚い支持と人気を集め続けており、現在では世界100ヶ国以上の国々で提供されているマウスピース矯正治療法です。
「プラスチックを用いたマウスピース型矯正装置」を利用することによって、ワイヤー矯正と異なり、透明で目立ちにくい、取り外しが可能などのメリットがあります。
インビザラインは患者さんの歯に合わせて作製した透明で目立ちにくいマウスピースを装着することで、歯に力を加えて移動させる矯正手法です。
マウスピース1枚あたりで約0.25mmというわずかな移動量を1年ほど重ねていき、目標となる歯並びに向けて矯正していきます。
日本のクリニックで提供されているマウスピース矯正も、インビザラインであることが多く、世界でも治療実績を誇るため、「矯正用マウスピースの別称」として使われていることもあります。
費用・期間の目安
インビザラインには5つのプランがあり、それぞれ治療範囲や適応症例、費用相場が異なります。
種類 | 治療範囲 | 適応症例 | 枚数 | 費用相場 | 治療期間 |
---|---|---|---|---|---|
インビザライン エクスプレス | 後戻り症例などごく軽度の不正歯列 | 最大7枚 | 20万〜40万円 | 3〜4ヶ月 | |
部分矯正※ | 軽度の不正歯列 | 最大14枚 | 45万〜65万円 | 最大5ヶ月 | |
インビザライン Go | 部分矯正 | 比較的軽度の不正歯列 | 最大20枚 | 35万〜50万円 | 最大7ヶ月 |
インビザライン モデレート | 全体矯正 | 中度の不正歯列 | 最大26枚 | 70万〜90万円 | 1年程度 |
インビザライン コンプリヘンシブ | 全体矯正 | 重度の不正歯列 | 最大99枚 | 80万〜100万円 | 1年半〜3年程度 |
※矯正範囲に制限はないが部分矯正として用いられることが多い
一般的にマウスピース矯 正は軽度〜中度の歯並びの乱れを得意としている方法ですが、インビザラインは複数のプランによって軽度から重度の歯並びの乱れに対応している点も特徴です。
インビザライン矯正の期間はどれくらい?短縮する6つの方法
インビザラインの費用相場はいくら?安く始める方法ってあるの?
ほかのマウスピース矯正との違い
インビザラインとそのほかのマウスピース矯正ブランドは下記のような違いがあります。
インビザライン | そのほかのマウスピース矯正 | |
---|---|---|
プランの数 | 5種類 | 1~6種類程度 |
対応症例範囲 | 軽度~重度 | 軽度~重度 |
通院頻度 | 1〜3か月に1回程度 | 最低1回~2週間に1回など |
歯型採取の回数 | 最低1回 | 都度必要なブランドもある |
費用 | 20~100万円程度 | 10~100万円程度 |
治療期間 | 1年半〜3年程度 | 2ヶ月~1年半程度 |
【マウスピース矯正24種類比較】あなたにおすすめのブランドはどれ?
インビザライン以外にもマウスピース矯正ブランドは多数あり、種類によっては歯並びの乱れを軽度〜中等度に絞っているものがあります。
このようなブランドの場合、対応できる症例を絞っている分、安価・短期間での矯正を実現しています。
ただし安価・短期間でできるかのみを基準にマウスピース矯正選びをするのは危険です。
あなたの現状の歯並びと、理想の歯並びに合ったマウスピース矯正を選ばないと、結局満足のいく結果が得られないからです。
マウスピース矯正選びで失敗しないためには、インビザライン導入クリニックだけでなく、ほかのマウスピース矯正ブランドを取り扱っているクリニックも実際に行ってみて、比較検討するのがおすすめです。
マウスピース矯正Oh my teeth導入クリニックでは、多くの矯正歯科クリニックでかかる3〜5万円相当の検査・診断料が無料です。
実際に「インビザラインとほかのマウスピース矯正を比較したい」という方から選ばれています。
インビザラインで歯が動く仕組みは(ワイヤー矯正と仕組みは同じ)、歯を支えている骨と歯根膜が関係します。
矯正装置によって歯に力が加わるとその力が歯根膜に伝わり、押した側の歯根膜は伸びて、押された側の歯根膜は縮みます。
歯根膜は一定の厚さに保とうとする性質があるので、伸びた側の歯根膜は縮もうとして歯を支えてる骨を新しく作り、縮んだ側の歯根膜は伸ばそうとして歯を支えてる骨を溶かすのです。この過程を繰り返すことによって歯が動きます。
マウスピースは現在の歯並びにぴったり合ったものではなく、ズレができるように設計されています。このズレによって歯に力が加えられ、動かせるのです。
1枚のマウスピースで動かせる歯の移動距離は、約0.25~0.35mm。約1~2週間ごとに新しいマウスピースに交換することで、少しずつ理想の歯並びに近づけます。
インビザライン矯正は、以下のような人におすすめです。
矯正装置が目立つのが嫌な人
なるべく通院頻度を下げたい人
矯正中も矯正前のように食事を楽しみたい人
矯正だけでなくホワイトニングもしたい人
近所のクリニックに通いたい人
矯正装置が目立つのが嫌な人
インビザラインは、薄くて透明の目立ちにくいプラスチック製の装置で目立 ちにくいです。したがってマウスピースを装着しても、周囲にバレにくいでしょう。
「ワイヤー矯正は見た目が気になるからしたくない」と感じていた方にとって、周囲の目を気にすることなく始められることは大きなメリットでしょう。
特に接客業や営業の方など人前に立つ機会が多い方におすすめの矯正方法で、人に見られる機会の多い芸能人などからも選ばれています。
なるべく通院頻度を下げたい人
インビザラインはマウスピースを1〜2週間ごとに自分で交換して矯正を進めていきます。
月1回程度 ワイヤー調整に通う必要があるワイヤー矯正と比べて、通院頻度を減らせるメリットがあります。
ドクターによる定期的なチェックは必要ですが、それを含めても1〜3ヶ月に1回程度の通院頻度で済むため、結果的にワイヤー矯正よりも期間が短くなることもあります。
矯正中も矯正前のように食事を楽しみたい人
インビザラインは矯正装置が着脱可能なので、食事の際は装置を外せます。
ワイヤー矯正は自分で装置を着脱することはできないため、野菜やお肉などの繊維物は装置にひっかかりやすいです。
一方、食事の際は装置を外 せるインビザラインは、食事内容を気にせず好きなものを食べられます。
ただし、マウスピースを装着した際の飲み物は、基本お水以外は避けたほうが良いです。
矯正だけでなくホワイトニングもしたい人
インビザライン矯正中は、インビザラインのマウスピースを使用してホワイトニングも同時に進められるので、きれいな歯並びと白い歯を手に入れることも可能です。
新たにホワイトニング用のマウスピースを作製する必要がないため、ホワイトニングの費用を抑えることができます。ただし、アタッチメントなどの人工物がついている場合、ムラができやすいので注意が必要です。