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マウスピース矯正
最終更新日:2024年3月25日

インビザラインとは?メリット・デメリットや費用相場など徹底解説

インビザラインとは?メリット・デメリットや費用相場など徹底解説

当記事では、マウスピース矯正で最も有名な「インビザライン」の特徴・費用・期間について解説します。そしてメリット・デメリットに加え、どんな人におすすめかも徹底解説するので、インビザラインについてくわしく知りたい方は、ぜひご覧くださいね。

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歯科医師

西尾万樹

東京表参道矯正歯科 院長。北海道医療大学歯学部卒業。2018年歯科医師免許取得。旭川医科大学病院口腔外科にて研修後、矯正歯科勤務。2020年コスメコンシェルジュ取得。

「インビザラインって、マウスピース矯正で一番いいって聞いたけど、本当?」「インビザラインのリアルなメリットとデメリットを知りたい!」

世界で最も普及しているマウスピース矯正ブランドの「インビザライン」。話では聞いたことがあるけれど、痛みや実際の矯正後の状態などが気になる方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、インビザラインの特徴をまとめつつ、メリットとデメリットを詳しく解説します。

「インビザラインで後悔しないためのポイント」についても紹介するので、インビザラインのリアルな本質、失敗しないポイントを知るための参考にしてくださいね。

「インビザラインについてはおおよそ知っているけど、ほかのマウスピース矯正とはどう違うの?」「私の歯並びはインビザラインでなおすべきなの?」こんな疑問をお持ちの方は、一度マウスピース矯正Oh my teethの無料診断へお越しください。

歯科医師があなたの歯並びを3Dスキャンした上で、最適な治療法をご提案します。インビザライン矯正との違いもご説明しますので、まずはお気軽にご予約ください。

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※歯並びの状態によっては複数回の通院が必要です。実際にOh my teethが適合するかは歯科医師の診断が必要です。

インビザラインとは?

インビザラインとは?

インビザライン・システム(以下:インビザライン)とは、アメリカのアライン・テクノロジー社が矯正歯科医師を対象に提供しているマウスピース型矯正治療法の一つ。

1999年に提供を開始以来、多くの方々から厚い支持と人気を集め続けており、現在では世界100ヶ国以上の国々で提供されているマウスピース矯正治療法です。

「プラスチックを用いたマウスピース型矯正装置」を利用することによって、ワイヤー矯正と異なり、透明で目立ちにくい、取り外しが可能などのメリットがあります

インビザラインの4つの特徴

インビザラインの4つの特徴

インビザラインには大きく分けて、以下の4つの特徴があります。

インビザラインの4つの特徴
  • 国内外で最もポピュラーなマウスピース矯正

  • オーダーメイドのマウスピース型矯正装置を使用

  • 金属アレルギーでも矯正できる

  • 3D治療計画ソフトによるシミュレーション作成が可能

インビザラインは患者さんの歯に合わせて作製した透明で目立ちにくいマウスピースを装着することで、歯に力を加えて移動させる矯正手法です。

マウスピース1枚あたりで約0.25mmというわずかな移動量を1年ほど重ねていき、目標となる歯並びに向けて矯正していきます。

日本のクリニックで提供されているマウスピース矯正も、インビザラインであることが多く、世界でも治療実績を誇るため、「矯正用マウスピースの別称」として使われていることもあります

インビザラインが対応できる症例

インビザラインは、出っ歯・口ゴボ・八重歯・凸凹の歯並び・すきっ歯などに適応される矯正方法です。対応できる症例を以下の表にまとめました。

叢生(凸凹の歯並び・八重歯)

上顎前突(出っ歯)

下顎前突(受け口)

開咬

すきっ歯

交叉咬合

過蓋咬合

逆に、以下のような歯並びで、症状が重度の場合は適応外の可能性があります。

インビザラインで対応が難しい症例
  • 歯並びの凸凹が重度

  • 深い噛み合わせ(過蓋咬合)

  • 前歯が噛み合わない(開咬・オープンバイト)

  • 受け口(反対咬合)

インビザラインは、歯を大きく動かす矯正(抜歯が必要になる矯正など)を苦手としているため、適応範囲がワイヤー矯正よりも狭くなります。

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インビザラインの費用

インビザラインの費用

インビザラインを含む歯科矯正は基本的に自由診療のため、費用はクリニックによって異なります。

インビザラインの一般的な相場は以下の通りです。

  • インビザライン 部分矯正の費用相場:20〜65万円

  • インビザライン 全体矯正の費用相場:70〜100万円

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そして、インビザラインにかかる治療費以外に、初診料・検査料・歯形の採取などにも別途費用がかかることがあります

また、矯正期間中の調整や経過観察の検査に費用が発生することもあれば、すべて無料(治療費用に含まれている)というクリニックもあるので、トータルコストで見比べることが重要です。

以下に矯正開始前・開始後にかかる費用の種類と相場を示しましたので、クリニック選びの際の参考にしてください。

項目

金額

カウンセリング料金

無料〜10,000円

検査・診断

10,000〜50,000円

調整料

3,000〜5,000円

保定装置(リテーナー)

20,000〜30,000円

抜歯

5,000〜10,000円

もちろん費用はクリニックによって異なりますので、あくまで一つの基準として参考にしてください。実際にかかる料金は、矯正歯科のホームページを見てくださいね。

自分にはどんな治療が最適?と迷っているならOh my teethの無料診断へ

インビザラインの矯正期間

インビザラインは、一般的に1年半〜3年ほどの期間がかかると言われています。ただしインビザライン矯正の中でも、部分矯正か全体矯正かで治療にかかる期間が異なります

【部分矯正・全体矯正とは?】

  • 部分矯正とは前歯だけなどの部分的に歯を移動させる歯科矯正方法

  • 全体矯正では奥歯を含む、全体的に歯を移動させる歯科矯正方法

インビザラインの場合、「インビザラインエクスプレス」「インビザライン Go」が部分矯正、「インビザラインライト」「インビザラインコンプリヘンシブ」が全体矯正です。以下はインビザラインの種類別の治療期間の目安です。

インビザラインの種類別の治療期間
  • インビザラインエクスプレス:3〜4ヶ月程度

  • インビザライン ライト:最大5ヶ月

  • インビザライン Go:最大7ヶ月

  • インビザライン モデレート:1年程度

  • インビザラインコンプリヘンシブ:1年半〜3年程度

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インビザラインで歯が動く仕組み

インビザラインで歯が動く仕組みは(ワイヤー矯正と仕組みは同じ)、歯を支えている骨と歯根膜が関係します。

矯正治療で歯が動く仕組み

矯正装置によって歯に力が加わるとその力が歯根膜に伝わり、押した側の歯根膜は伸びて、押された側の歯根膜は縮みます。

歯根膜は一定の厚さに保とうとする性質があるので、伸びた側の歯根膜は縮もうとして歯を支えてる骨を新しく作り、縮んだ側の歯根膜は伸ばそうとして歯を支えてる骨を溶かすのです。この過程を繰り返すことによって歯が動きます。

マウスピースは現在の歯並びにぴったり合ったものではなく、ズレができるように設計されています。このズレによって歯に力が加えられ、動かせるのです。

1枚のマウスピースで動かせる歯の移動距離は、約0.25~0.35mm。約1~2週間ごとに新しいマウスピースに交換することで、少しずつ理想の歯並びに近づけます。

以下の記事ではマウスピース矯正で歯が動く仕組みを詳しく解説しています。あわせて参考にしてください。

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インビザライン矯正の流れ

インビザライン矯正の流れ

インビザラインの歯科矯正の一般的な流れは以下の通りです。

インビザライン矯正の流れ
  • クリニックでの相談

  • 歯型採取・精密検査

  • 診断結果の説明

  • シミュレーションの確認

  • インビザライン矯正開始

  • 経過観察

  • 矯正終了・保定期間開始

①クリニックでの相談

クリニックでドクターに現在の歯並びの悩みを相談します。インビザラインについての疑問もこの時点で解決しましょう。

②歯型採取・精密検査

インビザラインによる歯科矯正が可能かどうかを診断するための検査を行います。デジタルスキャナーや印象材による歯型採取を行い、レントゲン撮影などの精密検査を実施します。

③診断結果の説明

精密検査の結果、インビザラインによる矯正治療が可能か、どのプランが適応できるかどうかがわかります。

④シミュレーションの確認

採取した歯型のデータをもとに、3D治療計画ソフトを使って、シミュレーションを作成します。作成されたシミュレーションを確認したのち治療が開始されます。

⑤インビザライン矯正開始

シミュレーションをもとにマウスピースが作成されます。クリニックにマウスピースが到着したら(約2週間後)インビザライン矯正がスタート。

毎日マウスピースを装着し、1〜2週間ごとに新しいマウスピースと交換していきます。

⑥経過観察

シミュレーション通りに歯が移動しているかどうかをチェックするため、ドクターによる経過観察が行われます。

クリニックへの通院頻度の目安は、約1~3ヶ月ごとに1回程度です。

⑦矯正終了・保定期間開始

理想の歯並びになったら矯正治療終了です。歯並びをそのままの状態でキープするため、保定期間がスタートします。

インビザラインのメリット

インビザラインのメリット

インビザラインには、以下のようなメリットがあります。

インビザラインのメリット
  • 矯正装置が透明で目立ちにくい

  • ワイヤー矯正よりも比較的痛みを抑えられる

  • 自分で装置を交換するため通院頻度を減らせる

  • 食事がしやすい

  • ブラッシングしやすい(虫歯・歯周病リスクの軽減)

  • ホワイトニングも同時にできる

  • 取り扱いクリニックが多い(実績のあるシステム)

  • マウスピース矯正の中では対応症例範囲が広い

  • 金属アレルギーの人もできる

矯正装置が透明で目立ちにくい

インビザラインは、薄くて透明の目立ちにくいプラスチック製の装置で目立ちにくいです。したがってマウスピースを装着しても、周囲にバレにくいでしょう。

「ワイヤー矯正は見た目が気になるからしたくない」と感じていた方にとって、周囲の目を気にすることなく始められることは大きなメリットでしょう。

特に接客業や営業の方など人前に立つ機会が多い方におすすめの矯正方法で、人に見られる機会の多い芸能人などからも選ばれています。

実際にインビザライン矯正をしている著名人に関しては、下記の記事もあわせて参考にしてください。

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【インビザラインで矯正した芸能人まとめ】人気の理由は一体なに?

ワイヤー矯正よりも比較的痛みを抑えられる

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引用元:X(Twitter)

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引用元:X(Twitter)

インビザラインは少しずつ形状の異なるマウスピースに付け替えながら、歯を移動させていく矯正システムです。

1枚のマウスピースで動かせる歯の移動距離は、約0.25mm程度で少しずつ歯を動かすため、大きく歯を動かすワイヤー矯正と比べると痛みを比較的抑えられます

このほか、インビザラインとワイヤー矯正の違いに関しては、以下の記事もあわせて参考にしてください。

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自分で装置を交換するため通院頻度を減らせる

インビザラインはマウスピースを1〜2週間ごとに自分で交換して矯正を進めていきます

月1回程度ワイヤー調整に通う必要があるワイヤー矯正と比べて、通院頻度を減らせるメリットがあります。

ドクターによる定期的なチェックは必要ですが、それを含めても1〜3か月に1回程度の通院頻度で済みます。

食事がしやすい

インビザラインは矯正装置が着脱可能なので、食事の際は装置を外せます。

ワイヤー矯正は自分で装置を着脱することはできないため、野菜やお肉などの繊維物は装置にひっかかりやすいです。

一方、食事の際は装置を外せるインビザラインは、食事内容を気にせず好きなものを食べられます

ただし、マウスピースを装着した際の飲み物は、基本お水以外は避けたほうが良いです。マウスピース矯正中の飲み物について詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてくださいね。

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ブラッシングしやすい(虫歯・歯周病リスクの軽減)

インビザラインはブラッシング時も取り外すことができます。

口内をすみずみまでブラッシングしやすく、結果的に虫歯・歯周病リスクを軽減できます。

一方ワイヤー矯正は矯正装置を着脱できないため、ブラッシング方法を工夫しないと矯正装置に食べかすが残り、虫歯や歯周病リスクが高まってしまいます。

ホワイトニングも同時にできる

インビザライン矯正中は、インビザラインのマウスピースを使用してホワイトニングも同時に進められるので、きれいな歯並びと白い歯を手に入れることも可能です。

新たにホワイトニング用のマウスピースを作製する必要がないため、ホワイトニングの費用を抑えることができます。ただし、アタッチメントなどの人工物がついている場合、ムラができやすいので注意が必要です。

取り扱いクリニックが多い(実績のあるシステム)

ここまで紹介したのはインビザラインに限らず、マウスピース矯正全体のメリットと言える点でした。

一方「取扱クリニックが多い」点は、インビザラインならではのメリットと言えます。

前述したようにインビザラインは世界的にも多くのユーザーがあるマウスピース矯正で、国内でも広く使われています。

マウスピース矯正を行っている多くのクリニックで採用されているため、治療を受けるクリニックを見つけやすいです。

マウスピース矯正の中では対応症例範囲が広い

マウスピース矯正はワイヤー矯正と比較すると適応範囲が制限されますが、インビザラインは抜歯矯正に対応できるほど適応範囲が比較的広いです。

インビザラインと同様に適応範囲が広いマウスピース矯正システムとしては、クリアコレクトが挙げられます。

クリアコレクトに関しては、下記の記事を参考にしてください。

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金属アレルギーの人でもできる

インビザラインは、透明なプラスチック製でできており、金属を全く使用していないので、金属アレルギーの人も治療できます

一方、ワイヤー矯正は基本的に装置が金属でできているので、金属アレルギーの人はできません。

なかには目立ちにくいブラケットやワイヤーなどの金属不使用の物もありますが、奥歯に付けるバンドなどは金属製のものがほとんどのため、金属アレルギーの人がワイヤー矯正を行うのは難しいでしょう。

インビザラインのデメリット

インビザラインのデメリット

インビザラインには以下のようなデメリットもあります。

インビザラインのデメリット
  • ワイヤーほどではないが痛みを感じることがある

  • 装着時間の管理が必要

  • ワイヤー矯正よりも適応範囲が狭い

  • 抜歯の代わりに歯を削ることがある

  • アタッチメントを装着することがある

ワイヤーほどではないが痛みを感じる事がある

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引用元:X(Twitter)

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引用元:X(Twitter)

歯科矯正で歯を動かすこと自体、痛みを感じることがあります。

歯に力がかかりやすいワイヤー矯正が一番痛みを感じやすい傾向にありますが、少しずつ歯を動かすマウスピース矯正でも多少感じることが。

口コミでもあるように、マウスピースを新しく交換したときに歯に力がかかりやすいため、痛みを感じやすいです。

ただし、この痛みは「歯が動いている証拠」でもありますし、痛みは2~3日ほどでなくなるでしょう。

装着時間の管理が必要

インビザラインは矯正装置を自分で着脱できる分、装着管理を自分で行わなくてはなりません

インビザラインは1日20時間の装着が推奨されているマウスピース矯正システムで、その時間が守られていないと、治療計画通りに歯が移動しないリスクが高まります。

その結果、インビザライン矯正が失敗する可能性もあるので、装着管理はしっかり行わなくてはなりません。

ワイヤー矯正より適応範囲が狭い

インビザラインはマウスピース矯正の中では適応範囲が広いですが、やはりワイヤー矯正(表側矯正)と比較すると重度の歯並びの乱れなどの場合は、対応できないことがあります

以下の記事ではインビザラインの難しい症例を紹介していますので、あわせて参考にしてください。

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【5分で理解】インビザラインで治療できない6つの症例!対象外になった場合の矯正方法も紹介

抜歯の代わりに歯を削ることがある

インビザライン矯正のようなマウスピース矯正を希望する方の中には、「抜歯せずに矯正をしたい」と考えている方もいます。

しかし抜歯せずに矯正をしようとなると、抜歯以外で歯の移動スペースを確保する必要があります。

その方法が研磨処置(歯の表面を削る)です。

研磨処置とはIPR(ディスキング)のことで、Oh my teethでは研磨処置と呼んでいます。

健康な歯を削ることに抵抗を覚える方もいるかもしれませんが、研磨処置では健康を損なわない程度にしか歯を削りません。

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【種類別】インビザラインがおすすめな人

【種類別】インビザラインがおすすめな人

種類

治療範囲

適応症例

枚数

費用相場

治療期間

インビザライン エクスプレス

部分矯正

後戻り症例などごく軽度の不正歯列

最大7枚

20万〜40万円

3〜4ヶ月

インビザライン ライト

部分矯正※

軽度の不正歯列

最大14枚

45万〜65万円

最大5ヶ月

インビザライン Go

部分矯正

比較的軽度の不正歯列

最大20枚

35万〜50万円

最大7ヶ月

インビザライン モデレート

全体矯正

中度の不正歯列

最大26枚

70万〜90万円

1年程度

インビザライン コンプリヘンシブ

全体矯正

重度の不正歯列

最大99枚

80万〜100万円

1年半〜3年程度

※矯正範囲に制限はないが部分矯正として用いられることが多い

インビザラインには上記のような種類があり、それぞれ適応症例や歯を動かせる範囲、使用できるマウスピースの枚数、費用相場が異なります。

ここからはインビザラインの種類別で、おすすめの人を解説します。

【インビザライン エクスプレス】ごく軽度の症例

インビザライン エクスプレスは、 インビザライン ライトよりもさらに軽度症例を対象としたプランです。前歯など部分的な不正歯列や後戻りの防止などを目的にしています。

「短期間かつ安価で気になる部分だけを直したい」という人におすすめです。

【インビザライン ライト】軽度の症例

インビザライン ライトは動かせる範囲に制限がありません。しかしマウスピースの枚数が14枚と制限されており、奥歯を大きく動かす全体矯正には向いていません。

そのため部分矯正として用いられていることが多いです。すきっ歯や出っ歯などの、重度ではない不正歯列の人におすすめです。

インビザライン ライトについて詳しくは、以下の記事も参考にしてください。

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インビザライン ライトとは?特徴・メリット・デメリットと他のプランとの違いを紹介

【インビザライン Go】前歯の部分矯正

インビザライン Goは、比較的軽度の不正歯列に適しているプランで、前歯の部分矯正を検討している人におすすめです。

アライン・テクノロジー社が提供するスマホアプリで口腔内を撮影し、アップロードすることで、すぐに治療可能かどうかを判断できます。

【インビザライン モデレート】中等度の不正歯列

インビザライン モデレートは、中等度の不正歯列に対応できる全体矯正プランです。費用目安は70万~90万円程度、治療期間は1年程度。

比較的リーズナブルに全体矯正を行いたい人におすすめのプランです。

【インビザライン コンプリヘンシブ】重度の不正歯列

基本的にマウスピースの枚数や治療期間に制限がないプランです。治療期間中に計画を変更することも可能。難症例にも対応でき、ドクターと相談しながら微調整しやすく、重度の不正歯列の人に向いています。

以上のほか、乳歯と永久歯が混在している子どもに対するプラン「インビザライン・ファースト」もあります。

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インビザラインとほかのマウスピース矯正との違い

インビザラインとほかのマウスピース矯正との違い

ここからは、「ほかのマウスピース矯正とはどう違うの?」と疑問に思っている人のために、インビザライン・Oh my teeth・そのほかのマウスピース矯正ブランドのポイントを以下の表にまとめました。


インビザライン

Oh my teeth

そのほかのマウスピース矯正
※ブランドによって異なる

プランの数

5種類

①Basicプラン
②Proプラン

1~6種類程度

対応症例範囲

軽度~重度

軽度〜中度

軽度~重度

通院頻度

1〜3か月に1回程度

最低1回

最低1回~2週間に1回など

歯型採取の回数

最低1回

最低1回

都度必要なブランドもある

費用

20~100万円程度

①33万円
②66万円

10~90万円程度

治療期間

1年半〜3年程度

①平均3ヶ月
②平均6ヶ月

1ヶ月~1年半程度

以下の記事ではインビザライン・Oh my teethを含め合計24のブランドのポイントをまとめています。あわせて参考にしてください。

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プランの数

インビザラインには5つのプランがあり、それぞれ費用相場や適応症例、治療期間の目安が異なります。

インビザライン以外のマウスピース矯正の中には、インビザライン同様複数のプランが設定されたものや、プランが1つのみとなっているものなどがあります。

対応症例範囲

インビザラインは抜歯が必要な症例にも対応しており、マウスピース矯正の中でも治療できる範囲が広いです。

インビザライン以外のマウスピース矯正は、抜歯矯正には非対応のところも多いため、事前に確認してみるとよいでしょう。

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信頼性の高さ

インビザラインは世界中に多数のユーザーがいます。その信頼性の高さから選ばれることも多いです。

インビザライン以外のマウスピース矯正の中には、誕生したばかりの新しいものもあるため、「いつからスタートしたサービスなのか」は比較ポイントと言えるでしょう。

通院頻度

インビザライン矯正スタート後は、基本的に1〜3か月に1回を目安に通院し、ドクターによるチェックを受けます。

一方、インビザライン以外のマウスピース矯正の中には、オンラインサポートを受けながら自宅で矯正を進められるものもあります。

歯型採取の回数

インビザライン矯正では、1回の歯型採取で治療ゴールまでのマウスピースを製造できます。

一方、インビザライン以外のマウスピース矯正の中には、都度歯型採取が必要なものもあります。

費用

インビザライン矯正にかかる費用は比較的高いとされています。なぜなら適応できる症例範囲が広いからです。

前述したように、インビザラインの部分矯正の費用相場は20〜65万、全体矯正の費用相場は70〜100万円です。

インビザライン以外のマウスピース矯正の中には30万円程度で矯正できるものもありますが、その分適応症例が狭まる傾向があります。

治療期間

インビザライン矯正にかかる治療期間の目安は1年半〜3年程度です。ほかのマウスピース矯正と比較すると長い傾向がありますが、この理由も費用と同じように適応症例が広いからです。

インビザライン以外のマウスピース矯正の中には、部分矯正に特化して治療期間も短いものがあります。

インビザラインに関するよくある質問

インビザラインに関するよくある質問

インビザラインに関するよくある質問を紹介します。

インビザラインに関するよくある質問
  • インビザラインで失敗・後悔しないためには?

  • 何枚目から効果がでますか

  • 何歳までできますか?

  • 何日で慣れますか?

それぞれの疑問点が理解できるように詳しくみていきましょう。

インビザラインで失敗・後悔しないためには?

インビザラインで失敗・後悔しないためには、「クリニック選び」が重要です。以下でまとめているクリニック選びのポイントも抑えておきましょう。

インビザライン矯正を受けるクリニック選びの基準
  • 矯正に必要な検査をていねいに行ってくれる

  • メリット・デメリット双方を説明してくれる

  • 料金体系が明確

  • 継続して通いやすい立地・診療時間

  • 自分に似た症例を提示してくれる

  • 質問にていねいに答えてくれる

  • トラブルに対応してもらいやすい

そして、インビザラインでは、ドクターの年間症例数に応じて認定されるランクが存在します。そのため前述したクリニック選びの基準に加え、以下のような症例数に応じたランクを確認するのも、クリニック選びの一つの要素にしてもいいでしょう。

インビザラインドクター世界共通の認定ランク
インビザラインドクターの年間症例数に応じて認定されるランク
  • レッド・ダイアモンドプロバイダー:年間1000症例以上

  • ブルー・ダイアモンド・プロバイダー:年間750症例以上

  • ブラックダイヤモンド・プロバイダー:年間401症例以上

  • ダイヤモンド・プロバイダー:年間151症例以上

  • プラチナエリート・プロバイダー:年間101症例以上

  • プラチナ・プロバイダー:年間51症例以上

  • ゴールド・プロバイダー:年間21症例以上

  • シルバー・プロバイダー:年間11症例以上

  • ブロンズ・プロバイダー:年間1症例以上

以下の記事では、インビザライン矯正で後悔するパターンや、後悔を防ぐ方法を解説しています。あわせて参考にしてください。

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何枚目から効果がでますか?

症例にもよりますが、軽度のすきっ歯や矯正後の後戻りの場合、約4枚目のマウスピースから歯並びに変化を感じることがあります

マウスピースは約1~2週間で交換するため、早い方では1~2ヶ月程度で歯並びの変化を感じられるでしょう。

しかし、軽度であっても奥歯から動かすこともあるので、その場合は変化を感じられるまでに約半年~1年と時間がかかることがあります。

何歳までできますか?

インビザラインを始めとする歯科矯正には、年齢制限がありません。歯ぐきが健康であれば70歳代、80歳代からでも矯正治療がはじめられます。

以下の記事では、マウスピース矯正と年齢の関係について詳しく記載してるので、参考にしてください。

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何日で慣れますか?

マウスピースの装着に違和感を覚えることがありますが、3日~1週間程度で慣れてくる方がほとんどです。

ただし、違和感の覚え方や慣れ方には個人差があります。はじめてマウスピースを装着したときは、まず2週間程度様子を見てみましょう。

インビザラインが自分の歯並びの乱れを治療できるか気になったらクリニックに相談に行ってみよう

インビザラインは、やはりその信頼性の高さから選ばれることが多いマウスピース矯正です。国内シェアも高く、マウスピース矯正をしている歯科クリニックでは高い確率で採用されています。

ただしワイヤー矯正よりも適応範囲は限られるため、まずは導入クリニックで検査をし、あなたの歯並びがインビザラインでなおるのかどうか診断してもらうことが大切です。

あなたも近所のインビザライン導入クリニックで、矯正相談へ行ってみてくださいね。

一般的な矯正歯科医院では矯正診断に3〜5万円程度の費用がかかりますが、マウスピース矯正 Oh my teeth 導入クリニックは無料です。

実際に「インビザラインやほかのマウスピース矯正とも比較検討したい」という方が矯正選びの第一歩 としてOh my teethの無料診断に来ており、すでに累計2万人以上がOh my teethの無料診断を体験しています。

※累計2万人以上:2020年5月~2023年10月の歯型スキャン体験ユーザーの合計数

マウスピース矯正 Oh my teethの無料歯型スキャン

上記はマウスピース矯正 Oh my teeth 導入クリニックにおける無料歯型スキャンの様子です!

診断結果が無料でわかるため、結果をもとにほかのクリニックでもカウンセリングを受け、比較検討した上で矯正を開始しているユーザーも多いです。

Oh my teethの矯正プランに適合しなかった場合、インビザラインを導入している提携クリニックをご紹介することもできます。

まずは満足のいく矯正選びのスタートとして、Oh my teethの無料診断に来てみませんか?

私たちにあなたの笑顔がより輝くお手伝いをさせてください。

ご予約は24時間Webで受付中です。

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