logo
logo
マウスピース矯正
最終更新日:2024年1月4日

アクアシステム矯正とは?インビザラインとの違いを徹底解説!

アクアシステム矯正とは?インビザラインとの違いを徹底解説!

アクアシステムは2000年代初頭に日本ではじまったマウスピース型矯正装置の一つ。目立ちにくい装置で気になる前歯の歯並びを整えられます。本記事ではアクアシステム矯正の特徴や適応症例、インビザラインとの違いについて解説します。

真由美さんアイコン
歯科矯正ブログ編集チーム

木村真由美

Oh my teethでのマウスピース矯正を経て、2021年6月に株式会社Oh my teethにジョイン。マウスピース矯正経験者としてOh my teethのオウンドメディア「歯科矯正ブログ」にて記事を更新中。ミッションは「歯並びに悩むすべての方に歯科矯正の確かな情報をお届けすること」。

アクアシステム矯正は、2002年に日本人歯科医師が開発したマウスピース矯正です。透明なマウスピースを定期的に交換して、前歯の歯並びを整えます。部分矯正に特化しているため、治療期間は約3ヶ月~12ヶ月と短期間で済み、目安費用は10万~60万とリーズナブル。

本記事では、アクアシステムの特徴や適応症例、目安費用・期間について解説します。インビザラインとの違いも解説しているので、この記事を読めばアクアシステムがどんなマウスピース矯正かわかり、マウスピース矯正の選択肢を検討する際に役立ちますよ。

マウスピース矯正Oh my teeth 導入クリニックでは、無料で歯並び相談ができます。さらに、矯正プランの適合診断、および必要な各種検査も無料。他クリニックと比較検討中の方も歓迎いたします。まずはお気軽にご予約くださいね。

画像リンク

アクアシステム矯正とは?

アクアシステム矯正とは?インビザラインとの違いを徹底解説!

アクアシステムとは、米国セントルイス大学やハーバード大学で教授として活躍していた、日本人ドクターによって開発されたマウスピース矯正です。2002年に誕生して以来、多くのクリニックに導入されています。

プラスチック製のアクアフレーム(マウスピース)を歯磨きと食事以外に装着し、歯の動きに合わせて新しいものに交換します。交換するごとに歯に適切な力がかかり、少しずつ歯並びが整っていきます。

アクアシステムの6つの特徴

アクアシステム矯正とは?インビザラインとの違いを徹底解説!

アクアシステムは、独自に開発された透明なマウスピースを使用します。従来のワイヤー矯正よりも痛みや違和感が少なく、同時にホワイトニングも可能です。ここでは、アクアシステムの特徴を6つ紹介します。

独自開発されたマウスピースを使用

アクアシステムは、「アクアフレーム」と呼ばれる独自のマウスピースを使用します。アクアフレームには4種類あり、時間や期間に応じて使い分けます。

  • ソフトタイプ:初回の1~2週間は慣れるためにやわらかい素材のマウスピースを使用

  • ミディアムタイプ:日中は薄くて硬い目立ちにくいマウスピースを装着

  • 2層構造:夜間は内側がやわらかく、外側は硬い2層構造のマウスピースを装着

  • ハードタイプ:型取りをしてから新しいマウスピースが完成するまで使用

透明で目立ちにくい

マウスピースは透明なので、ほとんど目立ちません。周囲の人に矯正治療を受けていることが気づかれにくいです。

歯磨きや食事の際は取り外せる

マウスピースは食事の際に外せるため、制限することなく自由に食事を楽しめるのがメリット。また、食後は矯正前と同じように歯磨きやフロスもできます。お口の中を清潔に保つことができるので、矯正中に虫歯や歯周病になるリスクが軽減します。

ワイヤー矯正よりも痛みにくく違和感が少ない

ワイヤー矯正は歯に装置をつけるため、慣れるまで違和感を覚えてしまいます。また、装置が頬の内側や舌にあたるため、傷や口内炎ができるリスクも高いです。一方、アクアシステムは独自に開発されたフィット感の良いマウスピースを使用。定期的に交換して歯を動かしていくため違和感や痛みが少ないです。

同時にホワイトニングができる

アクアシステム矯正とは?インビザラインとの違いを徹底解説!

アクアシステムは、同時にホームホワイトニングもできます。専用の薬剤をマウスピースの中に入れて一定の時間装着し、歯に付着した着色や黄ばみを除去します。同時に歯科矯正とホワイトニングができるので、矯正後は整った白い歯が手に入ります

ワイヤー矯正やインプラント矯正と併用できる

抜歯を必要とし、歯を大きく動かす症例では最初にワイヤー矯正を行い、仕上げにアクアシステムを行うことも可能です。また、インプラント矯正と併用すると、さまざまな症例に対応できることに加えて、効率的に歯を動かせます。

※インプラント矯正とは
直径1~2mm、長さ6~10mmのチタン製のネジをあごの骨に埋め込み、そこを固定源として歯を動かす方法。主に出っ歯や奥歯を後方に動かす際に用いられる。

以下の記事では、マウスピース矯正について詳しく解説しています。あわせて参考にしてください。

アクアシステムとインビザラインの違い

アクアシステムとインビザラインは同じマウスピース型矯正装置でも、適応症例や通院頻度、シミュレーションの有無などが異なります。それぞれどのように違うのか、詳しく見ていきましょう。

アクアシステム

インビザライン

適応症例

軽度な不正咬合(1~6本の前歯のみ)

部分~全体矯正

装着時間

20時間以上

20時間以上

通院頻度

1ヶ月に1回

2ヶ月に1回

シミュレーションの有無

有り

無し

マウスピースの作成方法

ハンドメイド

全て機械

歯の移動距離

約0.5mm/1枚あたり

約0.25mm/1枚あたり

適応症例

アクアシステムは「プチ矯正」とも呼ばれており、1~6本の前歯の軽度な不正咬合に対応します。インビザラインは部分~全体矯正が可能で、さまざまな不正咬合(悪い歯並び)に対応します。

装着時間

マウスピースの装着時間に違いはありません。1日20時間以上(推奨は食事と歯磨き以外)の装着が必要です。

通院頻度

アクアシステムは、マウスピースを作成する度に毎回型取りが必要になるため、1ヶ月に1回は通院しなければなりません。一方、インビザラインは1回の型取りで歯並びが整うまでのマウスピースを作成できます。そのため、通院頻度は2ヶ月に1回で済むことが多いです。

シミュレーションの有無

インビザラインは、口腔内スキャナーを用いて歯型スキャンを行い、その場で歯並びが整うまでのシミュレーションを動画で確認できますが、アクアシステムにはありません。

マウスピースの作成方法

アクアシステムは歯科技工士によるハンドメイドです。インビザラインのマウスピースは、CAD/CAM技術により全て機械で作成します。

歯の移動距離

アクアシステムは1枚のマウスピースで約0.5mm動かせます。一方、インビザラインは1枚のマウスピースで歯を約0.25mm動かします。

インビザラインについては、以下の記事で詳しく解説しています。あわせて参考にしてください。

アクアシステム矯正の適応症例

アクアシステムの適応症例は、以下の通りです。

  • ガタガタの歯並び

  • 出っ歯

  • 受け口

  • 矯正後の後戻り など

アクアシステムは1~6本程度の前歯の歯並びを治す部分矯正です。抜歯を必要としない軽度の症例に対応しています。

部分矯正はどんな矯正なのか、効果が知りたい方は以下の記事も参考にしてくださいね。

アクアシステム矯正の目安費用と期間

アクアシステムは、クリニックや症例により費用と期間が異なります。

費用の目安

アクアシステムはクリニックにより費用は異なりますが、目安は10万~60万円です。マウスピースの枚数が少ないほど費用が抑えられる傾向にあります。

歯科矯正では、装置料のほかにも矯正前の検査料や通院の度に発生する調整料などが必要になります。

カウンセリング

無料~5,000円

精密検査

10,000~65,000円

矯正装置料

10万~60万円

調整料

3,000~10,000円/回

保定装置料

10,000~60,000円

観察料

3,000~5,000円/回

虫歯や歯周病が見つかった場合やクリーニングを受ける場合は、治療費が発生します。

歯科矯正の費用は、以下の記事で詳しく解説しています。あわせて参考にしてくださいね。

期間の目安

アクアシステムの治療期間は症例によって異なりますが、目安は3〜12ヶ月です。

歯列矯正の期間は、以下の記事で詳しく解説しています。あわせて参考にしてくださいね。

アクアシステム矯正の口コミ

View post on Instagram
 
View post on Instagram
 
View post on Instagram
 
View post on Instagram
 
View post on Instagram
 
アクアシステム矯正とは?インビザラインとの違いを徹底解説!

アクアシステム矯正の流れ

カウンセリングから治療完了するまでの流れは、以下の通りです。

  • カウンセリング

  • 精密検査

  • 診査・診断

  • 治療開始

カウンセリング

カウンセリングでは、まずドクターがあなたの悩みや不安をヒアリングします。アクアシステムの特徴やメリット・デメリット、目安の治療期間・費用、トラブルが発生したときの対応などについても詳しく説明してくれます。疑問点があれば質問することも可能です。

カウンセリングを受けたからといって、その場で契約に進む必要はありません。基本的に矯正治療は時間と費用がかかるため十分な情報を得て、納得したうえで判断することが重要です。

無料でカウンセリングを行っているクリニックも多いので、複数のクリニックに話しを聞きにいき、信頼できるクリニックを選びましょう。

信頼できるクリニックの選び方については、以下の記事も参考にしてくださいね。

精密検査

精密検査では、虫歯や歯周病の有無、歯並びと噛み合わせの状態、顔のバランスなど総合的に確認します。主に以下の検査を行います。

  • 虫歯・歯周病のチェック

  • レントゲン撮影

  • セファログラム撮影

  • 口腔内写真撮影

  • 顔貌写真撮影

  • 歯型取り

診査・診断

精密検査の結果をもとにドクターが診断し、治療計画を立てます。セカンドカウンセリングを行い、治療方針の説明や詳しい期間・費用が提示されます。この段階までにドクターと治療のゴールをしっかり擦り合わせることが重要です。

治療開始・保定期間

アクアシステム矯正とは?インビザラインとの違いを徹底解説!

歯型取りを行い、マウスピースの作成に進みます。マウスピースが完成したら治療開始です。歯と歯の間にスペースが必要な場合は、研磨処置(ディスキング)を行うことがあります。

マウスピースは1日20時間以上の装着が必要です。2~5週間ごとにマウスピースを交換して歯並びを整えます。

治療が完了したら保定期間に移行します。保定期間では最後に使用したマウスピースを保定装置(リテーナー)として利用することもあります。

アクアシステムとほかのマウスピース矯正との違い

アクアシステムとほかのマウスピース矯正ブランド「インビザライン」「キレイライン」「Oh my teeth」との違いを以下の表にまとめました。

アクアシステム

インビザライン

キレイライン

Oh my teeth

治療範囲

部分矯正

部分〜全体矯正

部分矯正

部分〜全体矯正

料金

10万~60万円

20万〜100万円

初回お試し:22,000円
4回コース:176,000円
7回コース:319,000円
10回コース:462,000円

部分:33万円
全体:66万円

追加費用

初期費用:5万円程度

初期費用:5万円程度

初期費用:3,500円前後
リテーナー:22,000円〜66,000円

初期費用:プラン料金に含まれる
リテーナー(マウスピース型):11,000円
※固定式は片顎22,000円

通院

必要

必要

必要

矯正開始後の定期的な通院は原則不要

エリア

全国

全国

全国

東京(表参道・有楽町・新宿・池袋)
大阪(心斎橋)

サポート体制

クリニックにより異なる

クリニックにより異なる

LINEによる問い合わせが可能

専属医療チームによる24時間LINEサポート

画像リンク

このほかのマウスピース矯正ブランドの特徴を知りたい方は、以下の記事もあわせて参考にしてみてください。

アクアシステムは費用が抑えられるマウスピース矯正

アクアシステムは、費用を抑えながらも歯並びを整えることができるマウスピース矯正の一つです。あなたの歯並びがアクアシステムで治せるかどうかは、取り扱っているクリニックに相談してみましょう。

マウスピース矯正 Oh my teeth 導入クリニックでも、無料で矯正プランの適合診断を行っています。

アクアシステム矯正とは?インビザラインとの違いを徹底解説!

適合診断に必要な各種検査は無料。受付から完了までは最短30分です。

まずはあなたの現在のお悩みからお聞かせください。

画像リンク

※本記事掲載内容について

  • 本記事で記載しているサービス内容は、記事更新時点の各社公開情報に基づいたものです。詳しい情報が開示されていないものは掲載しておりません。最新の情報は必ず各社ホームページをご確認ください。

  • 本記事で使用しているロゴマークに関する権利は権利者に帰属します。

  • 本記事はOh my teethが各社の公開情報を元に独自の観点でまとめたもので、網羅性・正確性を完全に担保するものではありません。

  • 本記事の掲載情報に問題がある場合、お手数ですが 「[email protected]」までご連絡ください。

  • マウスピース矯正 Oh my teethの「通わない」「通院不要」とは、矯正開始後の定期通院原則不要を示しています。矯正プラン適合診断は歯科医師が直接診察した上で出しますのでご安心ください。矯正開始後も歯並びの状態に応じて前処置を行ったり、歯科医師が必要と判断した場合には直接口腔内の状況を診させていただきます。


矯正についてもっと知る

ドクター所属学会(一部)

矯正歯科治療にともなうリスクについて