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歯科矯正
最終更新日:2024年5月13日

学生でも歯科矯正費用を分割払いできる?条件や注意点を解説

学生でも分割払いできるtop

歯科矯正は自由診療になるため、学生にとって負担が大きいものになります。しかし、アルバイトやパートをしている学生なら「分割払いならできるかも」と考え、矯正治療を検討している方もいるでしょう。

しかし、矯正治療の支払い方法や、分割払いできるかどうかなどは歯科医院のホームページを見てもわからないことが多いです。そこで、本記事では、以下の内容について紹介します。

「矯正したいけどお金がない」と悩んでいる方や「自腹で矯正費用を出したい」という方は必見です。

【本記事の要点】

  • 歯科矯正は全体矯正で60万~170万円程度、部分矯正で30万~70万円程度かかるが、まとまったお金がなくてもクレジットカード・デンタルローン・院内の分割払いなど活用することで矯正治療が受けられる

  • 部分矯正を検討したり、モニター募集に参加することで矯正費用を抑えられる可能性がある

  • 学生のうちに矯正をはじめると、社会人になる前に矯正治療を終えられるメリットがあるが、装置の見た目が気になるデメリットがあるので、メリット・デメリットを理解したうえで矯正するか判断することが大切

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歯科医師

西尾万樹

東京表参道矯正歯科 院長。北海道医療大学歯学部卒業。2018年歯科医師免許取得。旭川医科大学病院口腔外科にて研修後、矯正歯科勤務。2020年コスメコンシェルジュ取得。

目次

分割払いどれくらい?
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※月額3,500円とは:上下前歯の部分矯正プランを120回払い(初回3,519円)で支払う場合の分割支払い金額。総額420,019円(税込)。

学生の歯科矯正費用の目安

歯科矯正費用の目安

大学生の歯の矯正の値段は、大人の歯の矯正(成人矯正)と同じです。目安は、全体矯正では60万~170万円程度、部分矯正では30万~70万円程度かかります。矯正の値段は、自由診療のため基本的に保険適応ではありません。そのため、「安い矯正」と聞いても大学生にとっては高額に感じることも。

しかし大学生の歯の矯正は、治療する範囲や支払い方法によって費用を抑えられます。きちんと支払いの計画をすれば自腹でできるでしょう。

また、一定の条件を満たせば歯科矯正の費用が保険適用になることもあります。学生の矯正の値段を安くする方法については、後ほど改めて紹介します。

まず、歯科矯正の種類別の値段と期間を見てみましょう。

種類別の値段の相場

歯科矯正の値段は、装置の種類、動かす方法や範囲によって異なります。部分矯正は、動かす範囲が狭いため値段が抑えられます。

歯科矯正の種類別の値段は、以下の表を参考にしてください。

全体矯正

部分矯正

表側矯正

60万〜130万円

30万〜60万円

裏側矯正

100万〜170万円

40万〜70万円

ハーフリンガル矯正

80万〜150万円

35万〜65万円

マウスピース矯正

60万〜100万円

10万〜40万円

種類別の期間

矯正期間は、矯正する範囲や歯の動くスピードによって差が出ます。歯の動きやすさについては、後ほど紹介しますね。

歯科矯正の種類別の期間は、以下の表を参考にしてください。

全体矯正

部分矯正

通院頻度

表側矯正

1〜3年程度

2ヶ月〜1年程度

1ヶ月に1回

裏側矯正

2〜3年程度

5ヶ月〜1年程度

1ヶ月に1回

ハーフリンガル矯正

2〜3年程度

5ヶ月〜1年程度

1ヶ月に1回

マウスピース矯正

1〜3年程度

2ヶ月〜1年程度

1〜3ヶ月に1回

保険適用となる矯正治療

歯科矯正は、基本的に保険適応外の自費治療です。

歯科矯正の多くは治療目的ではなく、歯並びを整えて見た目の美しさを改善する目的で行われるからです。

ただし、厚生労働省が定めた特定の条件を満たした症例は保険適応で治療することが可能です。

保険適応となるのは、顎変形症の手術前後の歯科矯正や、口唇口蓋裂に起因した咬合異常に対する矯正治療などが挙げられます。

詳しくは以下の記事を参考にしてみてください。

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歯科矯正費用の内訳

歯科矯正の値段は、プレ矯正・矯正期間・保定期間など治療の段階や、処置内容に応じてそれぞれ費用が発生します。また、クリニックによって、値段の設定や支払うタイミングが異なります。

治療の流れとそれぞれにかかる値段は、以下の表を参考にしてください。

歯科矯正の流れ

内訳

費用目安

モデルケース(合計:98万円)

プレ矯正期間

カウンセリング

精密検査・診察

虫歯・歯周病治療

抜歯

無料~5,000円

10,000~65,000円

1,500~10,000円/回

5,000~15,000円/本

カウンセリング:無料
精密検査・診察:30,000円
虫歯・歯周病治療:なし
抜歯:4本(5,000円/本)

合計50,000円

矯正期間

矯正費用

調整料

10万~170万円

3,000~10,000円/回

矯正装置料:75万円
調整料:5,000円/回
矯正期間:2年間
矯正中の通院頻度:1ヶ月に1回

合計87万円

保定期間

保定装置料

観察料

10,000~60,000円

3,000~5,000円/回

保定装置料:20,000円
観察料:5,000円/回
保定期間:2年間
保定期間中の通院頻度:3ヶ月に1回

合計60,000円

分割払いどれくらい?
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※月額3,500円とは:上下前歯の部分矯正プランを120回払い(初回3,519円)で支払う場合の分割支払い金額。総額420,019円(税込)。

歯科矯正費用の支払いシステム

電卓と歯科器具

歯科矯正の値段のシステムには、最初に治療費をまとめて支払う総額制(トータルフィーシステム)と、通院の度に支払う回数制(都度払い)があります。

総額制

総額制は、最初にまとめて治療費を払う方法で「トータルフィーシステム」とも呼ばれます。メリットは、治療期間が延びても追加費用がかからない点です。

歯の乱れ具合がひどく、治療期間が長引きそうな方におすすめです。

回数制

処置をする際に料金が発生し、一度に支払う値段を抑えることができます。「都度払い」とも呼ばれています。装置の費用を一括で支払い、調整料のみ通院の度に支払うケースと、装置代金を分割し、通院の度に調整料と一緒に支払うケースがあります。

総額制と回数制どちらがいいかは、矯正期間や経済状況によって異なります。また、クリニックによって採用しているシステムが異なるため、カウンセリング時に確認し、自分に合った支払い方法を選択することが大切です。

以下の記事ではトータルフィーシステムと都度払いそれぞれの支払い例(モデルケース)を紹介しています。あわせて参考にしてみてください。

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※月額3,500円とは:上下前歯の部分矯正プランを120回払い(初回3,519円)で支払う場合の分割支払い金額。総額420,019円(税込)。

歯科矯正のお金の払い方は?

歯科矯正の支払い方法

歯科矯正費用の支払い方法には、矯正開始前に費用を現金で一括で支払う一括払いと、クレジットカードやデンタルローンを利用した分割払いがあります。

一括払い

治療がはじまる前に、矯正の値段を現金で一括払いする方法です。

クリニックによって、通院時に矯正の値段とは別に調整料が発生します。矯正の値段を抑えたい方は、調整料を含めた総額制を採用しているか確認しておきましょう。

分割払い

分割払いには、以下の3つの方法があります。

  • クレジットカード

  • デンタルローン

  • 院内の分割払い

クレジットカード

お手持ちのクレジットカードを利用することで、簡単に分割払いができます。デメリットは、クリニックによって対応していない点やデンタルローンに比べると金利が高い点です。

デンタルローン

デンタルローンとは、歯の治療に特化した「医療ローン」の一つです。デンタルローンはクレジットカードに比べて、金利が安く済みます。デメリットは、審査があり、手続きが手間に感じる点です。支払い回数は、信販会社や銀行によって異なりますが、1~120回まで対応しています。

院内分割払い

院内分割払いとは、クリニックが独自で提供している支払い方法のことです。クリニックにもよりますが、治療費を金利・手数料なしで対応してくれるところもあります。たとえば、治療費が120万円で治療期間が2年の場合、毎月5万円と調整料を2年間支払います。

クレジットカードやデンタルローンと違って、手数料や審査などが必要ないので、学生でも利用しやすいのがメリットです。

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  • Oh my teethの矯正プランや支払い方法について詳しくはこちら

※月額3,500円とは:上下前歯の部分矯正プランを120回払い(初回3,519円)で支払う場合の分割支払い金額。総額420,019円(税込)。

学生がデンタルローンを利用する方法

デンタルローンを使用する方法

デンタルローンは、学生をはじめ未成年の場合、利用できないケースが一般的です。

デンタルローンを提供している信販会社・銀行は、借入れ条件として「20歳以上で安定した収入があること」を挙げています。

そのため、学生や未成年の方は、デンタルローンの審査に通るのは困難と言えるでしょう。

学生で、デンタルローンの申し込みを検討している場合は、親権者名義での申し込みをおすすめします。

申し込み〜治療開始の流れ

歯科矯正の値段が確定したら、デンタルローンの申し込みをします。

信販会社・銀行の窓口や、クリニックと信販会社が提携している場合は、クリニックの窓口で申し込みが可能です。申込書に必要事項を記入して署名・捺印をして提出します。

また、最近ではインターネット上で申し込みが可能な信販会社・銀行も増加傾向です。

申し込み後、審査が行われます。

審査は信販会社の場合、早いと30分程度で結果がわかる場合も。一般的には、長くて1週間前後で結果がわかる場合が多いでしょう。

審査が通り、一通りの手続きが完了したら信販会社・銀行から治療費が支払われます。

クリニックは、治療費の支払いが確認でき次第、治療計画に沿って歯科矯正の治療を始めます。

頭金は必要なし

デンタルローンを利用する際、頭金を用意する必要はありません。

デンタルローンは、利用額を任意で決められます。頭金を支払った後の残金をデンタルローンで分割払いすることも可能です。

仮に、歯科矯正で100万の治療費がかかる場合、頭金で10万円は先に支払い、残りの90万円をデンタルローンで分割払いすることもできます。

デンタルローンの注意点は、借りる金額に対して金利がつくこと。

借りる金額が少ない方がトータルの支払い金額は少なくなるので、現在の資金と月々の分割で支払える金額を考慮して頭金を入れるか検討しましょう。

デンタルローンでも医療費控除は受けられる

デンタルローンで支払った矯正費用は、医療費控除の対象です。

デンタルローンを利用した場合、銀行・信販会社がクリニックにまとめて治療費を支払います。

そのため、立て替え払いをした年度が医療費控除の対象に。

医療費控除の対象となる医療費は以下の通りです。

  • 検査料

  • 診断症

  • 矯正装置料

  • 処置・調整料

  • 治療に必要な医薬品の費用

  • 通院のためにかかった交通費(公共交通機関利用時)

ただし医療費控除の対象は医療費のみで、デンタルローンにかかる金利手数料は控除対象ではありません。

バイト代で返せるくらいがいい
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※月額3,500円とは:上下前歯の部分矯正プランを120回払い(初回3,519円)で支払う場合の分割支払い金額。総額420,019円(税込)。

歯科矯正の支払い方法のおすすめは?

財布からお札を出す女性

まとまったお金がある場合は、現金で支払った方が余計な手間や手数料がかかりません。しかし学生の場合、まとまったお金を用意することが難しいことも。

だからといって、歯科矯正を諦める必要はありません。分割払いに対応しているクリニックを選んだり、デンタルローンを検討することで毎月の負担を抑えながら歯科矯正が受けられます。

ただし、中には金利が発生するものもあるため、収支のバランスを考慮しながら無理のない支払い方法を選択することが大切です。

Oh my teethの無料診断では、支払いプランのご相談も可能です。まずはお気軽にご予約ください。

一括がいいか分割がいいか
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学生の歯科矯正費用を安くする4つの方法

矯正費用を安くする方法

矯正を検討している学生の中には、保護者からの援助を受けず、自腹で払う方もいるでしょう。歯科矯正の費用を抑える方法には、保険適応の症例か確認する、医療費控除を受ける、部分矯正を視野に入れる、モニター募集しているクリニックを探すことが挙げられます。

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①保険適用の症例か確認する

保険適用の症例は限られており、国に認可を受けているクリニックでの治療が必要です。(※マウスピース矯正は保険適用外です)

保険適用の症例については、以下を参考にしてください。

①「厚生労働大臣が定める疾患」に起因した咬合異常に対する矯正歯科治療
②前歯3歯以上の永久歯萌出不全に起因した咬合異常(埋伏歯開窓術を必要とするものに限る)に対する矯正歯科治療
③顎変形症(顎離断等の手術を必要とするものに限る)の手術前・手術後の矯正歯科治療

なお、これら保険適用される矯正歯科治療を行える医療機関は、厚生労働大臣が定める施設基準に適合しているものとして地方厚生(支)局長に届け出た保険医療機関のみになります。

出典:矯正歯科治療が保険診療の適用になる場合とは|公益社団法人日本矯正歯科学会

②医療費控除を受ける

保険適用外でも、条件を満たせば医療費控除を受けることができます。医療費控除とは、医療費を考慮せずに支払った税金の一部が戻ってくる制度。生計を共にする家族にかかった医療費も含まれますので、学生の場合保護者に相談してみましょう。

矯正費用の医療費控除について詳しくは、以下の記事を参考にしてください。

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歯科矯正も医療費控除の対象?戻ってくる金額や申請方法を徹底解説!

③部分矯正を視野に入れる

歯科矯正の種類は、大きく全体矯正と部分矯正に分けられます。

全体矯正は、奥歯を含めたすべての歯を動かして歯並びを整える矯正方法。一方部分矯正は、基本的に上下それぞれの前歯6本を部分的に動かして歯並びを整えることが多いです。

全体矯正の場合、矯正の値段は100万円前後が相場なので学生にとっては高額な値段と言えるでしょう。その点部分矯正は、全体矯正と比較して歯を動かす範囲が前歯のみに限定されるので、費用や矯正期間を抑えられます

以下の表は、全体矯正と部分矯正の種類別の値段相場を比較した表です。

歯科矯正の種類別の値段

上記の表のように、部分矯正は全体矯正の半額程度の値段で受けられます。

ただし、部分矯正は適応となる歯並びが限られるので、クリニックで1度相談するといいでしょう。

「高額な値段は払えないけれど学生の間に前歯の歯並びだけでも整えたい」と考えている方は、費用が抑えられる部分矯正で前歯だけ治療して、社会人になってから改めて全体を矯正する選択肢もあります。

④モニター募集しているクリニックを探す

矯正治療を行っているクリニックの中には、モニター料金を設定しているところがあります。これは、矯正治療前後の写真を歯科医院のホームページや医院内資料で紹介することなどを条件に、通常の値段よりも安く治療を受けられるもの。

ただしモニター募集の条件はクリニックによって異なります。ホームページでの写真利用が条件になっていることが多いですが、利用範囲はどこまでなのか、内容をよく確認することが大切です。

詳しくは下記の記事も参考にしてください。

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歯並びを治す方法

歯科矯正治療は、大きく分けるとワイヤー矯正とマウスピース矯正の2種類があります。さらにワイヤー矯正には、表側矯正・裏側矯正・ハーフリンガル矯正があり、それぞれ特徴が異なります。以下の表は4種類の矯正方法のメリット・デメリットをまとめたものです。

種類

メリット

デメリット


表側矯正

・さまざまな症例に対応できる
・実績が豊富

・目立ちやすい
・食べかすが引っかかりやすい
・虫歯や歯周病になるリスクが高い

裏側矯正

・装置が目立たない

・発音しづらい
・磨き残しが発生しやすい
・違和感を覚えやすい
・虫歯や歯周病になるリスクが高い
・治療期間が長い

ハーフリンガル矯正

・装置が目立ちにくい

・磨き残しが発生しやすい
・表側矯正よりも治療期間が長い

マウスピース矯正

・目立ちにくい
・矯正前と同じように食事と歯磨きができる

・対応できる症例が限られる
・自己管理が必要

表側矯正

表側矯正とは、歯の表面にブラケットとワイヤーをつけて歯を動かす方法です。歴史のある治療方法で豊富な実績があり、さまざまな症例に対応できます。ブラケットやワイヤーは金属製のものを使用するので、目立ちやすいデメリットがあります。しかし、近年では目立ちにくい白いワイヤーやブラケットが誕生しており、目立ちにくくすることも可能です。

裏側矯正

裏側矯正とは、歯の裏側にブラケットとワイヤーをつけて歯を動かす方法です。歯の裏側に装置をつけるので、ほとんど目立ちません。しかし、表側矯正と比べると違和感を覚えやすく、慣れるまで発音しづらいのがデメリット。また、歯磨きが難しくなるので、虫歯や歯周病になるリスクが高い傾向にあります。

ハーフリンガル矯正

ハーフリンガル矯正とは、上あごは裏側矯正、下あごは表側矯正で歯を動かす方法です。表側矯正よりも目立たずに治療が行えます。ただし、表側矯正、裏側矯正双方のデメリットを被る可能性があります。

マウスピース矯正

マウスピース矯正とは、マウスピースを使って歯を動かす方法です。薄くて透明なマウスピースを使用するため、周囲の人に気づかれずに歯並びが整えられるのがメリットです。ただし、矯正期間中は、マウスピースを1日20時間以上装着しなければならず、自己管理が必要になります。

マウスピース矯正 Oh my teethでは、毎日のLINEメッセージに答えるだけで装着管理ができます。モチベーション管理もお任せください。

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学生のうちに歯の矯正をするメリット

学生の矯正メリット

学生は社会人と比べて時間にゆとりがあるため、歯科矯正を開始する時期によっては、就職活動の前に完了することも可能で、時間を有効に活用できます。また、若い人の矯正は骨の代謝がよく歯が動きやすい傾向にあります。

「歯の矯正は子供の頃に受けるものでは?」「大学生で歯の矯正を行うのは遅い?」と考える方もいるかもしれませんが、歯の矯正は、歯やそれを支える周りの組織が健康であれば、いくつになっても受けられます。

【学生の歯の矯正のメリット】

  • ①社会人に比べて時間にゆとりがある

  • ②社会人になる前に治療が終わる

  • ③自信が持てる

  • ④虫歯・歯周病の予防ができる

  • ⑤若い人の矯正は骨の代謝がよく歯が動きやすい

①社会人に比べて時間にゆとりがある

学生は、社会人に比べると時間にゆとりがあります。矯正の通院目安である月に1回程度の予定も立てやすいでしょう。

②社会人になる前に治療が終わる

矯正の期間は1〜3年が目安です。大学生のうちに矯正をはじめると、社会人になる前に矯正治療を終えられるでしょう。

ただし歯並びの乱れ具合によっては、治療期間が長くなることも。就活前に矯正を終えたい人は、早めに矯正の相談をするのがおすすめです。

③自信が持てる

歯並びがいいと、笑顔に自信が持てます。コンプレックスが解消され、表情が明るくなることも。たとえば就職活動の自己アピールの際も、好影響に働く可能性があります。

④虫歯・歯周病の予防ができる

歯並びがよくなると、歯磨きなどのセルフケアがしやすいため、磨き残しが減ります。そのため、虫歯・歯周病の予防につながります。

また矯正をはじめることで、オーラルケアの意識が高まることも多いです。社会人になって忙しくなる前に、歯科クリニックで定期的にクリーニングを受ける習慣をつけられるでしょう。

⑤歯が動きやすい可能性がある

矯正期間は1〜3年が目安ですが、歯周組織の代謝がよい人は歯が動きやすい傾向があります。

もちろん歯の動きやすさには個人差はあります。ただ新陳代謝のことを考えると、社会人よりも年齢が若い大学生のうちに矯正をはじめた方が、治療期間が短く済む可能性があるでしょう。

治療期間は歯並びの乱れ具合によっても異なるため、歯並びが気になった時点で早めに矯正の相談をすることをおすすめします。

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学生のうちに歯の矯正をするデメリット

学生の矯正デメリット

学生にとって矯正装置の見た目が気になることと、高額な費用がかかるのは最大のデメリットと言えるでしょう。また、個人差はありますが、装置の種類によって痛みを伴いやすいものもあります。

【学生が歯科矯正するデメリット】

  • ①装置によって見た目が気になる

  • ②装置によって痛みがある

  • ③費用の心配がある

  • ④あごの成長が終わっていて拡大が難しい

①装置によって見た目が気になる

歯科矯正の装置は、種類によって見た目の印象が異なります。学生にとって、見た目の印象は生活のモチベーションを左右する要因の一つでしょう。

矯正中の見た目が気になる方には、以下の矯正方法がおすすめです。

  • 裏側矯正

  • ホワイトワイヤー

  • マウスピース矯正

それぞれの装置の特徴は、以下の記事を参考にしてください。

②痛みがある

矯正をはじめると、装置による刺激や歯を動かすための力がかかることで、少なからず痛みが生じます。ただしワイヤー矯正に比べて、マウスピース矯正は痛みが少ない傾向があります。

その理由は以下の通りです。

  • 金属を使わないため口腔内を傷つけるリスクが低い

  • 1枚あたり約0.25mm程度というわずかな距離を1〜2週間かけて動かすため

③費用の心配がある

お金が入ってないお財布

矯正治療は自由診療のため、保険が適用されません。「歯科矯正には100万円はかかる」とも言われる中、そんな高額な治療費を、学生が一括で支払うのは難しいと言えます。

費用の負担が心配な場合、分割払いや部分矯正を検討してみるのがおすすめです。矯正の値段を安くする方法については、後ほど紹介します。

④あごの成長が終わっていて拡大が難しい

中学生や高校生は永久歯列が完成する時期ですが、あごの成長は続いていることも。あごの成長が完了する時期には個人差がありますが、あごの成長を生かした矯正治療ができれば、歯列の拡大につながり、抜歯のリスクを減らせます。

一方大学生になると、あごの成長が終わっているのが一般的です。歯が並ぶスペースが不足していることで歯がガタガタしている場合、スペースを確保するために抜歯や歯の表面を削る処置が必要なケースがあります。

学生の歯科矯正で注意するポイント

学生の矯正の注意

歯科矯正は、費用と時間がかかる治療方法です。治療には必ずメリット・デメリットがあります。

その点を理解しないまま始めたり、値段の安さで選んだりすると後悔する可能性が。特に学生の場合、勉強やサークル活動、インターンなどで生活スタイルが変わることもあるので、継続できる矯正方法を選択することが大切です。

【学生の歯科矯正で注意するポイント】

  • ①治療を中断しない

  • ②値段の安さだけで決めない

  • ③維持費を考える

  • ④生活スタイルに合ったものを選ぶ

①治療を中断しない

歯科矯正を途中で辞めると、後戻りの原因になり、今までの治療費も無駄になる可能性があります。治療を中断しないためにも、ドクターの指示通りに通院しましょう。

②値段の安さだけで決めない

安易に安さだけで矯正方法を決めてしまうと、「やらなきゃよかった」と後悔につながります。

まず、自分の歯並びの状態を把握し、自分に合った治療法を選択しましょう。事前にドクターと治療ゴールの共有をすることで「やらなきゃよかった」という後悔が減らせます。

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③維持費を考える

矯正は矯正が完了したらそれで終わりではなく、きれいな歯並びをキープするための保定期間が必要です。クリニックの料金システムにもよりますが、保定期間は追加で治療費がかかることがあります。

あらかじめ保定期間も含め、矯正はトータルいくらぐらいかかるのか、確認することが大切です。

④生活スタイルに合ったものを選ぶ

矯正の種類は値段や見た目だけで選ぶと、後悔の原因につながります。

たとえば取り外しできるマウスピース矯正を選ぶと、飲み会などが続く日にちゃんと装着できず、途中で挫折してしまうことも。マウスピース矯正は自己管理が非常に重要なので、装着できない日が続くと治療期間が伸びてしまったり、結果的に矯正費用が無駄になったりする可能性があります。

上記は一例ですが、自分の生活スタイルを振り返り、続けられそうな矯正方法を選ぶのも大事です。

マウスピース矯正「Oh my teeth」は、毎日装着リマインドをLINEで送信。装着時間が足りない場合はLINE上でアドバイスも行います。

歯科矯正費用の不安は早めに相談を

マウスピース矯正 Oh my teeth 導入クリニックの入り口

学生にとって、歯の矯正の値段は高額です。しかし、事前にトータルでいくらぐらいかかるのかをしっかり把握したり、安く済ませられる矯正方法を検討したりすることで、計画的な支払いが可能になるでしょう。

矯正をするのは、大学生になってからでも遅いことはありません。同様に、社会人になってからでも矯正はできます。支払いに無理を感じた場合は、社会人になってお金を貯めてからでも遅くありません。

まず、自分の歯の状態を知り、生活スタイルに合った治療法を選択し、無理のない支払い計画をしましょう。矯正相談をしたからといって、必ず契約しなければならないわけではありません。まずはお近くの歯科医院などで、あなたの歯並びに適した矯正方法を尋ねてみてくださいね。

マウスピース矯正 Oh my teethは、矯正に必要な各種検査(初診料・歯型スキャン・レントゲン)が無料。「まずは歯並びの状態を知りたい」という段階でも大丈夫です。お気軽にご予約ください。

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