logo
logo
マウスピース矯正
最終更新日:2024年1月22日

マウスピース矯正は寝る時だけでも効果はある?

マウスピース矯正は寝る時だけの装着で歯並びが治るのでしょうか?今回は夜だけのマウスピース矯正に効果はあるのかや、1日20時間以上つけなければならない理由などを解説します。装着時間を守れるか不安な方は必見です。

万樹さんアイコン
歯科医師

西尾万樹

東京表参道矯正歯科 院長。北海道医療大学歯学部卒業。2018年歯科医師免許取得。旭川医科大学病院口腔外科にて研修後、矯正歯科勤務。2020年コスメコンシェルジュ取得。

「マウスピース矯正、寝る時だけつけるのはダメ?」と考えたことはありませんか? マウスピース矯正では毎日20時間以上装着することが求められますが、「そんなにつけられる自信がない」という人も多いでしょう。

そこで本記事では、寝る時だけのマウスピース矯正には効果があるのか、マウスピース矯正ではなぜ1日20時間以上の装着が必要なのかを解説します。

【本記事の概要】

  • 寝る時だけのマウスピースの装着では歯を大きく動かすのは難しい。

  • 1日24時間矯正力がかかっているワイヤー矯正のことを考えると、マウスピース矯正中はなるべく長くマウスピースを装着することが重要

  • 寝る時だけ装着(1日10時間装着)するプランがあるマウスピース矯正ブランドもある

マウスピース矯正 Oh my teethでは、LINEを活用してマウスピースの着用状況を簡単に管理できます。装着時間を守れるようにリマインド機能もあるので、の継続できるか心配な方にもおすすめです。

マウスピース矯正Oh my teeth卒業ユーザーの声

寝る時だけのマウスピース矯正に効果はある?

熟睡する女性

インビザラインやOh my teethなど、マウスピース矯正の多くは「1日20時間以上のマウスピース装着」を定めています。しかし、マウスピース矯正を受けるかどうか悩んでいる人にとっては、この「1日20時間以上のマウスピース装着」を続けられるかを不安に感じることもあるでしょう。

装着時間が守れない理由

特に、外食が多い人は食事の度にマウスピースを外さなければならず、「面倒くさい」と思いがち。実際、マウスピース矯正中の人が食事で外したマウスピースを再装着するのを忘れてしまったり、仕事に出かける前に食事や歯磨きをした後、マウスピースの装着を忘れて1日装着できない“うっかりミス”は少なくありません。

上記のような理由から、マウスピース矯正中の人やマウスピース矯正を検討している人の中には「寝る時だけマウスピースを着ける矯正があればいいのに」と思う人もいるようです。

夜だけの装着では矯正の効果を得られにくい

仮に1日8時間の寝る時だけ、夜だけマウスピースを装着しても、歯がしっかり動かず矯正の効果が得られにくいです。

日本人の平均睡眠時間は7時間50分のため、寝る時だけの約8時間のマウスピース装着では奨励される20時間の5分の2程度の装着時間になってしまいます。残りの5分の3である12時間、マウスピースを外すことになり、十分に歯を動かせません。

このような理由から、寝る時(8時間程度)だけのマウスピース装着ではしっかりとは歯は動かせないと考えてよいでしょう。

1日20時間以上の装着が必要な理由

なぜマウスピースを1日20時間以上装着しなければならないのかというと、マウスピース矯正ではマウスピースをつけることで、歯に矯正力(歯を動かすための力)をかけているからです。

マウスピース矯正で用いるマウスピースは、今の歯並びよりも「少しだけ先の理想の歯並び」に近づけた形をしています。今の歯並びと少しだけ違う形をしたマウスピースを装着することで、マウスピースの形に合わせて少しずつ歯が動いきます。

つまりマウスピースを外すと、歯に矯正力がかからない状態になります。外している時間が長くなると、その分、歯に矯正力がかからない時間も長くなり、計画通りに歯が動かない原因になります。

なるべく歯に矯正力がかかった状態を長くキープしてもらうため、基本的に食事以外の装着をお願いしているのです。

マウスピース矯正で歯が動く仕組みについては、以下の記事もあわせて参考にしてくださいね。

あわせて読みたい

マウスピース矯正の仕組みを歯科医師が徹底解説!なぜ歯が動くの?

子供の矯正では「寝る時だけ装着」でOKな治療法がある

マウスピースをつける子供

20歳以降の成人矯正では、寝る時だけのマウスピースの装着で歯並びを治すのは難しいです。ただし、子供の矯正(小児矯正)の0期(3~5歳)および1期(6~12歳)治療では、寝る時だけ(+日中1~4時間程度)マウスピースや拡大装置を装着することで、将来の美しい歯並びにつなげる治療法があります。

小児矯正の0・1期治療(3~12歳まで)では子供の顎の成長を利用した「咬合誘導(こうごうゆうどう)」による矯正治療を主に行います。咬合誘導は子供のあごが未成熟でやわらかい時期に行う矯正方法です。

咬合誘導では寝る時だけ(1日8時間)+日中1~4時間の合計9~12時間程度のマウスピースの装着または拡大装置の装着により顎の正しい成長を導くと共に、拡大装置で顎を広げる矯正を行います。就寝中(+日中1~4時間)にマウスピースや拡大装置を装着することで顎の正しい成長が促され、永久歯が生えるスペースが確保されます。

咬合誘導は顎の骨がやわらかい子供の時期にしか行えません。13歳以上になるとあごの骨格が固まり始め、20歳以降の大人はあごの骨格がほぼ完全に固まっているため、13歳以上ではあごの成長を利用した咬合誘導は難しくなります。

あわせて読みたい

歯の矯正の種類はどう選べばいい?大人と子供の矯正の違いは?

リテーナーは夜だけ装着も可能

リテーナー

マウスピース矯正中は1日20時間以上の装着が必要ですが、矯正完了後に装着するリテーナー(保定装置)は、夜だけの装着も可能です。リテーナーには複数種類ありますが、マウスピース型のリテーナーもあります。マウスピース型のリテーナー着脱可能なので、マウスピース矯正と同様自分自身で装着管理をしなければなりません。

リテーナーの装着時間も、最初の矯正治療と同じ期間は1日20時間以上必要です。矯正治療に1年かかったのであれば、その後の1年間も、毎日20時間以上リテーナーを装着しなければならないということです。矯正治療終了直後は歯の後戻りが起こりやすいため、矯正中と同様にご飯や歯ブラシする時以外は装着する必要があります。

一方、保定期間が経過するにつれて1日16時間、12時間、とだんだん装着時間が短くなります。徐々に装着時間を短くしていき、最終的に夜間のみ(1日8〜10時間程度)装着します。

歯並びが安定するまでの期間には個人差があります。自己判断で最初から夜だけ装着などにしてしまうと、外している間に歯並びが変わってしまい、リテーナーがはまりにくくなることがあります。「今日から夜だけにしてもいいかな?」と迷った場合は、担当ドクターに相談してみましょう。

あわせて読みたい

歯科医師が回答!マウスピース矯正後に使う「リテーナー(保定装置)」とは?どのくらいつけるの?

あわせて読みたい

矯正後のリテーナーは一生つける?装着期間やサボった場合の影響を解説

マウスピース矯正 Oh my teethは、24時間LINEサポートつき。「マウスピースの装着時間が短かったかもしれない」「そろそろリテーナーを夜だけにしたい」といったご相談も、いつでもLINEで専属チームに相談できます。

初めての方はまず無料診断にお越しください。以下のボタンから簡単に1分で予約完了します。

無料診断を予約するボタン(オレンジ)

あわせて読みたい

歯ぎしり用マウスピースの3つの効果とデメリットを解説

マウスピース矯正の装着時間が短いとどうなる?

マウスピース矯正は食事や歯磨きなど、自由にマウスピースを取り外せるのがメリットです。ただし、マウスピース矯正でマウスピースを取り外す時間が長すぎたり、定められた装着時間(1日20~22時間以上)を守らないと、以下のようなリスクがあります。

  • 矯正効果が半減する

  • 治療期間が長引く

  • 後戻りしやすい

矯正効果が半減する

ほとんどのマウスピース矯正では1日のマウスピースの装着時間を20時間以上と定めています。定められた装着時間を守らなかった場合、歯がきちんと動きません。

マウスピースの装着時間が短いと矯正効果が半減したり、または、歯並びが改善されないことがあります。

治療期間が長引く

マウスピースの装着時間が短いと、歯がしっかり動きません。治療計画通りに歯が動きにくくなるため、治療期間が長引くことがあります。

後戻りしやすい

口元を気にする女性

マウスピース矯正では、マウスピースを装着することで歯を動かすのと同時に歯の後戻り(歯が元の歯並びに戻ってしまうこと)を防いでいます。マウスピースの装着時間が短いと歯が動かないだけでなく、歯の後戻りが起きやすくなります。

あわせて読みたい

マウスピース矯正の装着時間が守れないリスク!足りないときの対処法は?

マウスピースの装着時間を守るための2つのコツ

マウスピース矯正を成功させ、理想の歯並びを得るためには定められた1日のマウスピースの装着時間を守ることが大切です。うっかりマウスピースを紛失したり、着け忘れたりする人は、以下の2つのコツを実践することでマウスピースを装着し忘れるミスを減らせます。

  • マウスピースの予備を持ち歩く

  • スマホのリマインダーやアラームを活用する

マウスピースの予備を持ち歩く習慣をつける

今着けている1つ前や1つ後のマウスピースを常に持ち歩くことで、うっかりマウスピースを紛失した時に予備のマウスピースを装着してカバーできます。マウスピースを着けないよりも1つ前または1つ後のマウスピースを着けた方が歯の後戻りを防ぎやすくなります。

ただし装着時期が2つ以上離れているマウスピースだと歯に圧力がかかりすぎてしまい、歯並びに悪影響が出るおそれがあるので注意しましょう。また、あくまでも代わりのマウスピースなので、マウスピースを紛失した旨を速やかにクリニックに伝えましょう。

スマホのリマインダーやアラームを活用する

スマートウォッチとスマートフォン

起きている時間は常にスマホを見るなど、スマホが生活に密着している人は多いです。いつも使っているスマホのリマインダーやアラームを利用することでマウスピースの装着忘れを防ぎやすくなります。

リマインダーやアラームの使い方は、食事の前後や歯磨きの前後の時間にリマインダーやアラームをセットする方法がおすすめ。リマインダーやアラームがマウスピースの装着を教えてくれるため、マウスピースを装着し忘れるうっかりミスを減らせます。

また、マウスピース矯正中に便利なアプリもあります。TrayMinderというアプリは、ボタンを押すとマウスピースの装着時間を計測でき、食事の際に停止ボタンを押すと、次回装着時間のリマインドができます。

このようなリマインドによって、装着時間を伸ばしてみましょう。

   マウスピース矯正 Oh my teethは、毎日マウスピースの装着時間をLINEでリマインド。メッセージ答えるだけで、装着時間が自動で記録されます。

▶︎Oh my teethについて詳しくはこちら

寝る時だけ装着するプランがあるマウスピース矯正

2023年10月更新情報

現在、ビフォーデントでナイトプランの取り扱いはなくなっています。

マウスピース矯正ブランドの中には、「寝る時だけ装着する」マウスピース矯正があります。それは、韓国のマウスピース矯正ブランド「Beforedent(ビフォーデント)」です。

Beforedentのナイトプランは、マウスピースの装着時間を1日10時間以上(就寝中などを含めて1日10時間以上)としています。ほかのマウスピース矯正ブランドと比べるとかなり短い装着時間です。

治療期間の目安は4ヶ月以上

Beforedentのナイトプランは、ほかのプランと比較すると矯正期間は長めです。ビフォーデントにはライトプランという治療期間最大6ヶ月のプランがありますが、ナイトプランはそれと比較すると4ヶ月以上となっており、装着期間が短い分、治療期間が長くなることがわかります。

ビフォーデントについて詳しくは以下の記事も参考にしてください。

あわせて読みたい

マウスピース矯正Beforedent(ビフォーデント)とは?口コミや費用・治療期間の目安を紹介

マウスピース矯正における優先順位を確認しよう

優先度をチェックする男性

マウスピース矯正は基本的に1日20時間以上のマウスピースの装着が必要です。理想の歯並びを得るためには、定められた1日のマウスピースの装着時間を守らなければなりません。寝る時だけ(1日8~10時間程度)のマウスピースの装着では歯がしっかり動かないため、矯正を成功させるには不十分です。

今回紹介した韓国のBeforedentのような寝る時だけ装着するマウスピース矯正もありますが、軽度〜中度の不正歯列に限られたり、ほかのプランと比べて治療期間が長くなります。

「歯並びをしっかり治したい」のか「できるだけマウスピースの装着時間を減らしたい」のか。あなたが矯正で何を優先したいのかをじっくりと考え、自分自身に合ったマウスピース矯正を選ぶことをおすすめします。

専属医療チームにいつでも相談できるマウスピース矯正

マウスピース矯正 Oh my teethは、装着時間を守るのが難しいマウスピースを専属チームが24時間LINEでサポート。

毎日のマウスピースの装着時間をLINEで報告していただき、足りない場合はアドバイスをお送りしています。

また、「マウスピースを失くしてしまった」といったトラブルもLINEでいつでも解決できます。

マウスピース矯正に興味のある方は、以下のバナーから診断料や検査費用が不要の無料診断にお越しください。

Oh my teeth卒業ユーザー Sakuraさんの声

矯正についてもっと知る

ドクター所属学会(一部)

矯正歯科治療にともなうリスクについて